第七十九話 天狗
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なんですか?椛さん」
闇慈の質問に椛ははっきりとこう答えた。
「『バカ狼』です!!」
「「『バカ』は良いの!?」」
椛の返答に闇慈と文は同時にツッコミを入れた。闇慈は一旦心を落ち着かせると文に尋ねた。
「哨戒ってことは見張りのような者ですよね?その彼女がうろついてて良いんですか?」
「今日は私の助手として来てもらっているのですよ、アンジさん」
「文様ったら酷いです。貴方がアンジさんですね、私は文様から紹介があった通り『白狼』の犬走椛です。お見知りおき下さい」
「ご丁寧にありがとうございます、椛さん。では最後に・・・文さんと椛さんは『天狗』なのですか?椛さんが『白狼天狗』・・・そして文さんが・・・」
闇慈は文の服装・言動と自分の知識を思い出し、答えを述べた。
「・・・『鴉天狗』ですか?」
見事に見抜いた文と椛は驚きを隠せないようだった。
椛は白狼と言う事を文から説明を受けて分かっていたかもしれないが、文自身の事は一切説明していなかった。それを洞察だけで見極めた闇慈の頭のキレには恐れ入ったみたいだ。
「アンジさん・・・貴方って本当に人間ですか!?そこまで見抜く事が出来るのは幻想郷で霊夢さん位でしたよ!?」
「僕はただ自分の考えを述べただけで確証はありませんでした。でも当ってて良かったです。では文さんの取材に協力しますよ。でも時間が限られていますので、手短にお願いしますね?」
闇慈の紳士笑顔に文と椛は一瞬、心奪われた表情を浮べたが、すぐに気を持ち直した。
「取材協力、感謝します!!では初めに・・・」
その後、闇慈は文の質問攻めに、一通り答えていた。
自己紹介。執事としての心掛け。そして自分が幻想郷の住人ではないことなど出来る限りの事は答えていた。
しかし、自分の正体が死神やその力の詳細などは隠していたようだ。そしてその後の文が発刊している『文文。新聞』に闇慈の事が書かれいたそうだ。
(後書き)
椛の扱いが微妙になってしまいしまいまいした。椛ファンの方々、申し訳ありません!!
感想・指摘。よろしくお願いします!!
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