暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 万死ヲ刻ム者
第七十七話 吸血鬼
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


「出来れば普通に呼んで欲しいものね?でも貴方の意見は間違ってはいないわ」

レミリアはゆっくりと立ち上がると闇慈にゆっくりと近寄る。

「そう。私は昨日貴方の血を吸ったわ・・・貴方の『運命』を見るためにね」

「運命を見る・・・ですって?それが・・・お嬢様の能力なのですか?」

「ええ。それと貴方の今後の『運命』もね・・・それは・・・」

レミリアが言おうとしたが闇慈はそれを首を横に振り止める。

「その先は言わないで下さい、お嬢様」

「あら。どうしてかしら?」

闇慈はフッと軽く笑うとこう答えた。

「『運命』は他人から決めてもらう物じゃない。自分で見て、自分で切り開くもの・・・僕はそう考えていますから」

闇慈の返答にレミリアは少し呆然として少し笑みを零すと・・・

「貴方って面白いわね。そんな考えを持っているなんて思わなかったわ」

「それが僕と言う人間ですから。では仕事に戻ります」

闇慈はレミリアに執事挨拶を交わし、その玉座部屋を後にした。レミリアはそれを見送るとゆっくりと玉座に戻った。

「サーゼクス。貴方の執事は面白いわね。でも運命はそんなに単純じゃない・・・このままだとあの子の運命は・・・『破滅』よ」

レミリアは顔をしかめながらそう呟いていた。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ