第七十七話 吸血鬼
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「出来れば普通に呼んで欲しいものね?でも貴方の意見は間違ってはいないわ」
レミリアはゆっくりと立ち上がると闇慈にゆっくりと近寄る。
「そう。私は昨日貴方の血を吸ったわ・・・貴方の『運命』を見るためにね」
「運命を見る・・・ですって?それが・・・お嬢様の能力なのですか?」
「ええ。それと貴方の今後の『運命』もね・・・それは・・・」
レミリアが言おうとしたが闇慈はそれを首を横に振り止める。
「その先は言わないで下さい、お嬢様」
「あら。どうしてかしら?」
闇慈はフッと軽く笑うとこう答えた。
「『運命』は他人から決めてもらう物じゃない。自分で見て、自分で切り開くもの・・・僕はそう考えていますから」
闇慈の返答にレミリアは少し呆然として少し笑みを零すと・・・
「貴方って面白いわね。そんな考えを持っているなんて思わなかったわ」
「それが僕と言う人間ですから。では仕事に戻ります」
闇慈はレミリアに執事挨拶を交わし、その玉座部屋を後にした。レミリアはそれを見送るとゆっくりと玉座に戻った。
「サーゼクス。貴方の執事は面白いわね。でも運命はそんなに単純じゃない・・・このままだとあの子の運命は・・・『破滅』よ」
レミリアは顔をしかめながらそう呟いていた。
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