第百八十六話 七柱の神々
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方で領主やってただろ」
「自覚はあります」
ユンはそれを言われると困った顔になるのだった。
「あと包丁持って暴れたことも」
「だよな。何か最近あちこちの世界に記憶が飛ぶな」
「それを言うと話が収まらないんだけれど」
そのことを指摘したのはアムだった。
「もう誰でも同じものがあるから」
「全くだよ。例えばクワトロ大尉も」
「私か」
「他の世界で忍者だったり蝙蝠だったりした記憶があるよな」
「その通りだ」
レッシィの言葉を認めるしかないクワトロだった。
「他にはスタンドの記憶もある」
「ほらね、こういうものなんだよ」
レッシィはそう話す。
「皆ね」
「本当にこの位にしておかない?」
スメラギは妙に深刻な顔になっていた。
「話が収まらなくなるわ」
「その通りね」
その言葉に頷いたのはドロシーだった。
「言っておくけれど」
「言っておくけれど?」
「私もユンもスワンも別の名前のことは知らないから」
「そ、そうですよね」
「その通りデス!」
ドロシーの今の言葉に何故か必死に合わせる二人だった。
「それはまあ」
「気のせいデス!」
「そんなことは堂々としていればいいんじゃないのか?」
シローはそれには構わなかった。
「俺だったらそうするが」
「そうだな」
それに頷くアレンだった。
「俺もだ」
「いや、あんた達は」
「声ですぐわかるから」
皆二人にはこう突っ込みを入れる。
「恋とか姫とかで」
「丸わかりでしたよ」
「ねえ、もう」
「一発で」
「だから隠す必要はないんだ」
「わかることならな」
こうして完全に居直る二人だった。
「そうだろ、サンドマンさんよ」
「それにフラガ少佐」
同時に二人も引き込む。
「こういうことってやっぱりな」
「隠したら駄目なんだよ」
「そういうものだが」
「しかしな」
だが二人はそのことにはかなり困った顔を見せていた。
「私はどうもな」
「賛成できねえな」
こう言うだけだった。
「だが。言葉の意味はわかる」
「それはな」
「じゃあよ、やっぱりよ」
「それでいいじゃないか」
「とにかくだ」
サンドマンはさらに強引に言ってきた。
「今は戦いの場に向かうとしよう」
「その通りです」
レイヴンもそれに応える。
「それでは今こそ冥王星に」
「向かうとしよう」
こう話をして戦場に赴く。その冥王星に辿り着くとであった。
「来たな」
「そうだな」
「遂にだ」
七隻のヘルモーズがまずはそこにいた。そして無数の軍勢もである。
「ここが決戦の場となる」
「我等が勝つか地球人が勝つか」
「その戦いだ」
「よいか」
バランもいた。
「ここで奴等を倒す」
「はい、わかっています」
「それでは」
「我等も」
七人の
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