第百八十六話 七柱の神々
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ルナは呆れながらエイジに突っ込みを入れた。
「そういうあんただって」
「ミスティさんとかマリーメイア、それにニナさんもだよな」
「他にもいるぜ」
絶好のタイミングでシンが突っ込みを入れてきた。
「ラーダさんにクロによ」
「こうして考えてみると」
「私の声に似てる人は多いニャ」
「そっくりじゃねえかよ」
こうカズミに言うのである。
「本当に同一人物か?」
「いつも言われるわ」
カズミは微笑みながら答えた。
「本当にね」
「世の中そっくりな人が本当に多いな」
エイジはあらためてそのことを思った。
「何だって位にな」
「そうかもね」
ここでノリコも出て来た。
「私は」
「何ですか?」
言おうとしたところでハーリーが出て来た。
「何か噂以上に僕に似てる人ですけれど」
「私そっくりなんじゃ?」
ミーナも言う。
「何なのって位に」
「確かに」
ノリコもそのことをすぐに自覚した。
「私にも遂にそうした人が出て来たのね」
「それはいいことだね」
「全くだ」
アキトとビリーが同時に頷く。
「実は俺も」
「前から思っていたが」
お互いに言い合う。
「最初に会った時から」
「それは」
「まあよくあることだ」
タシロが笑いながら言ってきた。
「気にすることはない。しかし本当にさらに大勢になったな」
「はじめて見る人も多いし」
ノリコも笑いながら話す。
「とりあえずじっくりお話聞いてみたいわね」
「そうよね。それはね」
ユングも笑いながら応える。
「似てる面々もさらに増えたし」
「本当にそっくりだな」
ヒギンズも言う。
「おかげで他人の気がしない」
「だから同じ人じゃないかな」
斗牙もそう思う他なかった。
「それじゃあ」
「そうですね」
「だからあんた達も人のこと言えないのっ」
ルナは今度はその斗牙とルカに話す。
「何でこう似てる人達が多いのよ、ロンド=ベルは」
「気にするな」
「そうだよ」
今度はノインとリョーコが言う。
「それはよくあることだ」
「だから気にするな」
「気にするわよ、私にはいないから」
ルナはそれがかなり不満であった。
「それがどうもね」
「御前それは言っても仕方ねえだろ」
エイジが呆れながらいじけかけるルナに言う。
「そういう御前はよ」
「何よ」
「どっかの世界でサイコソルジャーだろ」
「記憶がある気がするわ」
「じゃあいいじゃねえかよ」
強引にそういうことにしてしまうのだった。
「俺はそっちの世界は知らねえからな」
「けれどあんたはライダーの世界にいるじゃない」
「そっちは俺だけじゃねえけれどな」
また世界が複雑なものになってきていた。
「大体よ、ユンだってよ」
「私ですか?」
「どっかの世界で隅っこの
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