第百八十四話 バルマー侵攻
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くなるんだよ」
「この会社のスタッフおかしいんじゃないの?」
ルナは彼等のせいにしていた。
「毎回毎回無茶苦茶な強さのラスボス用意して」
「あんたも勝てないのね」
「人間では無理よ」
ミヅキにこう返す。
「絶対にね」
「いや、サイボーグでも無理だぞ」
宙ですら言うのだった。
「ここまで酷い性能の敵だとな」
「ニュータイプもコーディネイターもサイボーグも無理」
「こいつがバルマー倒しに行けよ」
「全くよ」
遂には皆でゲームの向こうの相手に文句を言いだす。
「マスターアジアにも勝てるよ、こいつ」
「絶対にね」
「あの侍のゲームの巫女も」
今言ったのは勇だった。
「酷いからな」
「あれも無茶苦茶だよ」
ヒメも言う始末である。
「勝てないよ、本当に」
「けれど」
ここでレイが言うにはである。
「この牧師の人」
「何?この蛇男がどうしたの?」
今はアスカがゲームをしている。しかし例によって全く勝てない。
「ったく、あたしで勝てないって何なのよ」
「司令に似てる」
こう言うのであった。
「何か」
「似てる?そういえば」
シンジがそれを言われて気付いた。
「何かそうだよね。何処となく」
「強さは変態爺さんか妖怪忍者だけれどね」
シュバルツは遂に妖怪扱いであった。
「だから何なのよ、この化け物」
「化け物やなくてオロチやで」
「一緒のことよ」
アスカは忌々しげにトウジに返す。
「どっちにしろ詐欺臭い力なんだからな」
「このままやと負けるぞ」
「三人掛りでも全然勝てないじゃない」
三人目でも全く勝てなかった。
「こんなのどうしろってのよ」
「負けそうね」
「アスカでも」
ケイスケとヒカリも見ている。
「やっぱりこのラスボスは」
「異常なまでに強いわよね」
「ちっ、負けたわ」
アスカも駄目だった。
「だから何だってのよ、この強さ」
「もう止めねえか?」
ここで言ってきたのはジュドーだった。
「何かもう絶対勝てないだろ」
「そうね。じゃあ他のゲームする?」
「何するんだ?それで」
「改造コード入れてシューティングしない?」
今言ってきたのはシンジだった。
「もうさ。ストレス解消にね」
「ああ、駄目だよそれ」
このことにクレームをつけたのはクロトだった。
「それはさ」
「駄目なの?」
「邪道だよ。やるからには正々堂々と」
こう言って出て来たのである。
「やらないと駄目だよ」
「何だ、御前がやるのかよ」
オルガはいつも通りホンを読んでいる。今の場所から動く気配はない。
「まあ頑張れよ」
「精々活躍しろ」
シャニは音楽を聴いたままであった。
「気合入れてな」
「へっ、僕のゲームの腕前見せてやるよ」
「じゃあこいつ倒すか?」
シンはまた
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