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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百八十三話 小なる器
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りだ」
イルムはここでも鋭い声を出した。
「あいつは俺がだ」
「許さん!」
ゼゼーナンはまだ言っていた。
「戦いはこれからだ」
「親衛隊も突撃隊もないのにか」
「まだだ!」
メキボスに言い返してであった。己の周りに無数のゲイオス=グルードとライグ=ゲイオスを出してきたのであった。その彼等に囲まれるのだった。
「見よ、この力」
「無人機か」
メキボスはそれを見て素っ気無く言った。
「それを出してきちゃのか」
「これこそがだ」
ゼゼーナンは誇らしげに言う。メキボスとは逆であった。
「私が全宇宙の支配者となるべき定められた証だ」
「愚かな」
竜馬はその姿を見て思わず呟いた。
「ここまで愚かだったとは」
「そうだな」
甲児も言う。
「最低の野郎だな」
「俺が行く」
イルムがまた出て来た。
「言ったな一撃で終わらせるとな」
「そうだな」
リンが彼の言葉を受ける。
「では行け」
「行って来るぜ。じゃあな」
こう言ってグルンガストを駆りであった。
その剣を構えて。叫んだ。
「天に二つの禍つ星!」
まずはこう叫んで、であった。
「計都星と羅喉星」
そして。
「その名も計都羅喉剣!」
その技の名前は。
「暗剣殺!」
「何だと!」
一旦天高く飛びそこから一刀両断する。その威力はバラン=シュナイルの巨体をも一気に断ち切るものであった。
「斬!」
「うおおおおおおおおおおおおっ!」
まさに一撃であった。バラン=シュナイルもゼゼーナンも。これで完全に終わってしまった。
「これで終わりだ!」
「ば、馬鹿な」
あちこちから火を噴いていた。ゼゼーナンはその中で言う。
「下等生物にこの私が・・・・・・うおおおおおおおおおおおっ!」
「この通りだ。終わったぜ」
イルムはゼゼーナンの最期を見届けてから仲間達に告げた。
「本当にあっけなかったな」
「予想していたけれどね」
最初に応えたのは万丈だった。
「結局はね」
「この程度だった」
「そういうことなのね」
「自分しかなく相手を侮ってばかりの人間はね」
万丈は皆に対して述べていく。
「所詮はこの程度なんだよ」
「そういうことだな」
メキボスも彼の今の言葉に頷いた。
「ゼゼーナンは何もわかっていなかった」
「そういうことでしかないね」
「それにだ」
メキボスの言葉は続く。
「これでいい」
「ゲストとの戦争が終わったからかい?」
「そうだ。ゼゼーナンが死んでだ」
まさにそうだというのである。
「ゲストもまともになる。これでだ」
「君達との戦争は完全に終わりだね」
「インスペクターの方はもう決まっている」
他ならぬ彼等のことである。
「講和だ」
「もう決まってるね」
「そうだ。そしてゲストはだ」
「こちら
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