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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百八十二話 金星での決戦
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クワトロはアポリーとロベルトの言葉に答えた。
「それだけだ」
「わかりました、それでは」
「前にいる敵を」
「戦力はただ集結させればいいというものではない」
クワトロはナイチンゲールを駆りながら冷静に呟いた。
「どう動かすかもだ」
「クリス!」
「ええ、バーニィ!」
クリスはバーニィの言葉に応えていた。
「あれね!」
「そうだ、あれを使うんだ!」
こうクリスに言うのだった。
「ここなら使っても悪影響はないからね」
「そうね。だからこそ」
「いや、それは待て」
だがそれはシナプスによって止められたのだった。
「核は使ってはならない」
「それはですか」
「そうだ。ここはこのままでいける」
だからだというのである。
「そのままビームライフルを乱射していくのだ」
「わかりました。それじゃあ」
「それで弾幕を」
「そうだ。それでいい」
これがシナプスの考えだった。二人はそれを受けて素直にそれに従っていた。
「考えてみれば核は」
「ゲスト相手には止めた方がいいね」
「ええ。使うとしたら」
「宇宙怪獣だよな」
その相手にだというのである。
「やっぱりな」
「そういうことね。じゃあ」
「いいか、このまま敵をまとめて叩く!」
シナプスはまた指示を出した。
「いいな、それでだ!」
「はい!」
「了解です!」
さらに攻撃を浴びせていく。そうすると。
さしものゲストも数が減ってきた。ゼブがここでまた言った。
「こーーのまま戦ってーーーも」
「そうね、このままだと」
「全滅だ」
セティとロフも言った。
「それよりはだ」
「撤退しましょう」
「しーーかしよお」
だがここでゼブは言うのだった。
「そーーれは難しいんじゃねーーのか?」
「難しいというのか」
「それは」
「あーーー、ゼゼーナン卿が認めてくーーれないぜ」
「いや、それは安心しろ」
だがここで。メキボスが言ってきたのであった。
「それについてはだ」
「あーーーらメキちゃん」
ここで彼の言葉を聞く三人だった。
「まーーた来たの」
「それで何の用だ?」
「一体」
「既にゼゼーナンは失脚した」
それはそうだというのである。
「最早だ」
「んっ!?どーーなったんだーーーい?」
「枢密院が決定した。そしてだ」
メキボスはさらに話していく。
「ゲストの議会でもだ。ゼゼーナンの不信任案が議決された」
「何っ!?」
「それは本当!?」
それを聞いてロフとセティも声をあげた。
「まさかとは思うが」
「けれどメキボスは嘘を言わないわ」
そういう人間だと。信頼されているのである。
「それだったら本当か」
「そうなのね」
「これが証拠だ」
すぐに三人でデータを送るメキボスだった。そこにあるのは。

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