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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百八十話 ゲストとインスペクター
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「何度も言うがな」
メキボスはさらに言ってきた。
「軍事利用の才能と闘争本能じゃな」
「我々は発達しているというのだな」
「そういうことだ」
リーに対しても述べた。
「これはこっちの世界だけじゃなくてな」
「俺達も同じか」
フォルカの言葉だ。
「俺達修羅も」
「ああ、あんた達のことも調べさせてもらった」
メキボスは修羅達についても言及した。
「生物学的には完全に人間だな。それに」
「私達もか」
「ああ、シャドウミラーのあんた達もな」
今度はエリス達への言葉である。
「やっぱり生物学的には人間だからな」
「それでは私達もでしょうか」
「あんた達は違う世界の人類だったな」
「はい」
テッサがメキボスに応えていた。
「そうです」
「あんた達にしろそうだ。どうも地球にある人類はそういうのは異常に発達しているんだよ」
「ところで聞きたいのですけれど」
リィナが彼に問うてきた。
「インスペクターの人達もゲストの人達も」
「ああ、俺達のことか」
「外見は私達と同じですよね」
「それどころか生物学的にもだ」
「同じですか、やっぱり」
「ああ、そうだ」
また語る彼だった。
「DNAを調べてもな。完全に一致している」
「それじゃあ本当に」
「俺達とあんた達は完全に同じなんだ」
そうだというのである。
「それも言っておくな」
「何もかもがなんですね」
「違うのは文明だけだ」
それだけだというのだった。
「その他はもうな」
「全部同じか」
「本当に」
「そういうことになる。それでだ」
メキボスはまた話を戻してきた。
「そのインスペクターとゲストを統括する本星の意思決定機関がな」
「枢密院」
「そこなのね」
「そうさ。俺はインスペクターの最高幹部の一人として」
さらに言うのだった。
「枢密院から言われて今回ここにいるわけだ」
「成程ね、そういうことだったのか」
「俺達はどうもな」
メキボスは万丈に応えてここで首を捻った。
「噛み合っていないんだ、最近な」
「ゲストとインスペクターがだな」
「そうさ」
こう弁慶に返した。
「ウェンドロがああいう行動に出たのもだ」
「ゲストに対して有利に立つつもりネーーー」
ジャックがすぐに指摘した。
「それしかありまセーーーン」
「そういうことだ。奴はそれどころか宇宙もどうしようかって思ってたがな」
「それはゲストも同じじゃないのか?」
凱が言ってきた。
「ウェンドロと」
「そうかもな」
メキボスもその可能性を否定しなかった。
「その可能性は捨てきれない」
「そうだな。じゃああのゼゼーナンは」
「あいつは野心家だ」
メキボスはゼゼーナンについてこう言い切った。
「まさにな」
「そしてそのゼゼーナンが」
万丈
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