第百八十話 ゲストとインスペクター
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な」
しかしここでマサキが言った。
「あの連中の今のやり方じゃな」
「今のやり方だと?」
「そうさ。切り札って言っても所詮は一機だな」
「ああ、それはな」
このことはメキボスも察しがついていることだった。
「間違いない」
「それじゃあ楽だぜ。戦力が一度に来ないとな」
「そうでもない限りか」
「奴等戦力の逐次投入やってるからな」
そこを指摘するのだった。
「そんなのじゃどうってことねえぜ」
「ふふふ、そうだな」
メキボスもマサキの今の言葉に対して微笑んで応えた。
「それで俺達も敗れたしな」
「ああ、そういうことさ。一度に来たらその時はそのゼゼーナンって奴を一気に倒す」
こうも言うのであった。
「それだけさ」
「ではな。御前達を見させてもらう」
メキボスは今は戦わなかった。しかし彼等を見続けるのだった。それが今の彼なのであった。
第百八十話完
2010・1・7
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