第百八十話 ゲストとインスペクター
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ニー。そういえば」
「ネオイラクやそういったエリアだ」
そこだというのである。
「ラビアンローズにはそこに入ってもらう」
「そこを足掛かりにして金星というわけだな」
「その通りだ。おそらく金星の護りは堅い」
ブライトハそのことも既に見抜いていた。
「それに対してだ。進めていこう」
「その通りだな。それではだ」
「うむ」
「まずはコロニーとラビアンローズだ」
何につけてもそこであった。彼等はそこに入るのだった。
こうしてロンド=ベルはネオイラクとそこに展開しているラビアンローズに入った。しかしここで。
「さーーーて、やりますか」
ゼブが出て来た。そしてゲストの大軍も姿を現わした。
「こーーーっちも仕事なんでね。やーーらせてもらうよ」
「くっ、ゲスト!」
「出て来たか!」
ロンド=ベルの面々は彼の姿を認めて言った。
「ここで!」
「戦闘になるとは!」
「敵は待ってはくれない」
アムロがまた言った。
「ならばやることは一つだ」
「出てくれるか」
「全員だな、それは」
こうブライトに返すのだった。
「ここはだ」
「そうか。それではだ」
「全員出撃だ」
アムロはすぐに判断を下した。
「そして艦艇もだ。攻撃用意だ」
「わかった。それではだ」
こうして彼等はすぐに戦闘態勢に入った。こうして戦いがはじまった。
ゲストとロンド=ベルはすぐにお互いに兵を進めた。そのまま戦闘に入る。
「よし、これで!」
「倒す!」
まずはロンド=ベルが突撃を仕掛けながら攻撃を浴びせた。
それでゲストの先陣を蹴散らす。しかしまたすぐに第二陣が出て来た。
「そーーろそろ本気にならないとーーーね」
ゼブの周りに次々に援軍が出て来る。それがすぐにロンド=ベルに向かう。
こうした波状攻撃を仕掛けていく。だがロンド=ベルはそれを受けている。
「この程度ではだ」
「やられてたまるか!」
オズマとアルトがそれぞれ言いながら反応弾を放つ。
それが敵陣で炸裂すると次々と誘爆を起こし。それで敵を薙ぎ倒していく。
二人の後ろでミシェルのバルキリーが変形した。それと共にライフルを構えて放つ。それで彼も敵をまとめて薙ぎ倒していくのであった。
次はルカだった。彼も反応弾を放つ。
こうして彼等は敵を倒していく。その中でミシェルとルカは話をしていた。
「なあルカ」
「何ですか?」
「前から思ってたんだがな」
怪訝な顔で言う彼だった。
「ゲストの兵器はインスペクターと同じだな」
「はい、そうですね」
「やっぱり同じ文明なのか?」
こう彼に問うのだった。
「そうとしか覚えないんだがな」
「おそらくそうだと思います」
ルカもそう考えているのだった。
「やっぱり。戦術まで同じですから」
「そうだな。それを考えるとな」
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