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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百七十八話 ディカステス
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           第百七十八話 ディカステス
      ロンド=ベルはインスペクターの総司令部に入った。
そこはかなり広かった。しかもそれだけではなかった。
「何かここは」
「そうよね」
「誰もいないぜ」
皆まずはそれに気付いたのだ。
「幾ら何でも一機もいないって」
「これって一体」
「どういうことなんだ?」
「皆気をつけるんだ」
ここで万丈が言ってきた。
「いいね、絶対に何かがあるから」
「そうだよね、幾ら何でも怪しいよ」
ここで言ったのはベルだった。
「人の気配がまるでしないし」
「そうよね」
エルもそれに応えて言う。
「誰もいないなんてことはないし」
「絶対におかしいって」
「そういうことだよ。さて、何かな」
万丈のその目が光った。
「ウェンドロのその罠は」
「あはは、そんなものはないよ」
ここで子供の声がした。
「そんなものはね」
「子供の声!?」
「まさか」
「そう、そのまさかだよ」
ロンド=ベルが基地の広間に出た時だ。目の前に禍々しいシルエットに巨大な剣を持った途方もなく大きなマシンが立っていたのだった。
そして声は。そのマシンから聞こえていた。
「まさか貴様が」
「ウェンドロ!?」
「そうだよ」
それは少年だった。純粋な笑みを浮かべている金髪の少年だった。
「僕がウェンドロだよ」
「そうか、手前があの」
「インスペクターの」
「異文明監査官」
こう名乗るのだった。
「インスペクターの元首兼国家元首」
「ってことは」
「やっぱり」
「そうだよ」
そして認めて言うのであった。
「君達が言うインスペクターの親玉さ」
「まだ子供なのに!?」
「それじゃあ」
「そうだよ。外見で判断してもらわないで欲しいね」
笑みのまま話すのだった。
「それに君達だって同じだろ?」
「子供もいる」
「そのことが」
「確かにそうですね」
「だよね」
ここで小介と日吉が言った。
「言われてみれば確かに」
「おいら達は」
「それと同じだよ」
また言うウェンドロだった。
「つまりはね」
「そうか、子供か」
「それで」
「それにしても」
ウェンドロはここでまた言ってきた。
「この状況でも凄い闘争心だね」
「それがどうしたってんだ!」
豹馬がそれに叫ぶ。
「手前が喧嘩売ってきたんだろうがよ!」
「流石は未開の野蛮人だね」
そしてまた言うのであった。
「枢密院が危険視してバルマーが目をつけたのも道理だよ」
「それを言うか」
ヴィレッタがそれを聞いて呟いた。
「ここで」
「それにしても」
ウェンドロの言葉は続く。
「君達の力には色々と驚かされたよ」
「ではどうするというんですか?」
ウッソが問うた。
「それなら」
「一つ
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