第百七十七話 対決四天王
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でどうするつもりだ?」
「そうだね、ここは脱出させてもらうよ」
彼女が選んだ選択肢はこれであった。
「どうもまだ死ぬ時じゃないみたいだしね」
「そうするんだね」
「また会うことになるだろうね」
彼女は笑って三人に告げてきた。
「ただね」
「ただ?」
「何だというのだ?」
「ウェンドロ様には気をつけるんだね」
このことも言うのであった。
「それはね。よくね」
「ウェンドロに気をつけろ」
「そう言うのか」
「そうさ。気をつけるんだよ」
こう言うのである。
「それはよくね」
「気をつけるだと」
「それは」
「そうさ、それだけは言っておくよ」
シルベルヴァントの各部から火が起こっていた。もう限界であった。
「それじゃあね。あたしはこれでね」
「ウェンドロっていったら」
「インスペクターの総司令官よ」
ツグミがアイビスに答える。
「その彼に気をつけろ」
「やはり最後まで戦いは避けられないのか」
スレイは話を聞いてこう述べた。
「そうなのか」
「そうだな。そして」
「恐ろしい相手」
「決戦になりそうだな」
三人でそれぞれ話していく。
「インスペクターの最高司令官ウェンドロ」
「一体何者なのか」
「そうだな」
そんな話をしながらアギーハの脱出を見届けるのだった。
シルベルヴァントは爆発しその中に消えた。だがアギーハは撤退してしまった。少なくとも彼女達の戦いはこれで終わったのであった。
そしてであった。トウマとシカログの戦いも。最後の局面を迎えていた。
「ミナキ!」
「ええ、トウマ!」
「あれを仕掛けるぞ!」
こうミナキに告げるのだった。
「最後の一撃でだ」
「いいのねトウマ、それで」
ミナキはここでトウマに聞き返した。
「あの技を出して」
「あれしかない!」
だからだと。トウマは言い切った。
「やってやる、それでいいか!」
「ええ、わかったわ」
ミナキは彼の言葉に決意を見た。
「それじゃあ」
「よし、行くぞシカログ!」
彼のドルーキンを見据えての言葉だった。
そして身構え。今叫んだ。
「燃え上がれ!俺の闘志!」
「・・・・・・・・・」
「決めてやる!」
「勝ってトウマ!」
ミナキも言う。するとであった。
大雷鳳が今黄金に輝いた。宝珠は赤くだ。
そしてそのうえで突進する。蹴りを放つ。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
シカログはそれに対してハンマーをぶつける。しかしだった。
「!!」
「そんなものは!」
何とそのハンマーを蹴り潰し砕いた。そして。
そのまま突き進む。そして蹴りを決めて。
「ライジングメテオ!」
その技の名前を叫ぶ。
「インフェルノ!」
その技を今決めたのだ。蹴り抜かれたドルーキンは完全に動きを止
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