第百七十七話 対決四天王
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て。
「くっ、やっぱりな!」
「強いのね」
「動きが俺達のマシンに似ている」
そうだというのである。
「これは」
「そういえば確かに」
ここでミナキも気付いたのだった。
「似ているわね」
「それならだ。俺にも考えがある」
「考えが?」
「一か八かだ。やってみる」
言いながら再び身構えるのだった。
「俺もだ」
「ええ、じゃあ頼むわ」
ミナキはトウマを信頼して告げた。
「ここはね。貴女に任せるわ」
「よし、それなら!」
トウマはこうして攻撃に入った。そうしてであった。
ゼンガーは剣を構えた。その巨大な斬艦刀を身構えた。
「参る!」
「決着をつけるというのか」
「そうだ。これで決める」
こう話す彼だった。
「行くぞ、いいな」
「いいだろう。俺もまた」
言いながらその爪を構えるのだった。
「そろそろだ。決めさせてもらう」
「そうか。ならば次の一撃がだ」
「そうだな」
「お互いの決め手となる」
「誇り高き地球の剣士よ」
ゼンガーをさした言葉である。
「来るがいい」
「逃げはしないということか」
「そうだ、受け止めてみせよう」
これがヴィガジの考えであった。
「ここでだ。それで見極める」
「地球人がどうかということかをか」
「そうだ、確かにだ」
それが彼の考えであった。
「見せてもらう。ならば来るのだ」
「いいだろう、それではだ」
「来い!」
「参る!」
ゼンガーが今動いた。そうしてであった。
「斬艦刀、電光斬り!」
大きく旋回したうえでガルガウに向かう。そうしてであった。
「チェストーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」
その剣で思いきり斬る。それで決まった。
「我が剣に」
「ぐうう・・・・・・」
「断てぬものなし!」
「見事だ・・・・・・」
ガルガウは袈裟懸けに斬られていた。最早動くのは不可能だった。
「やはり俺の目は正しかったな」
「脱出しろ」
ゼンガーはここでそのヴィガジに告げた。
「それだけの余力は残っている筈だ」
「俺に生き恥を晒せというのか」
「そうではない」
「ふふふ、そうだな」
彼のその言葉を受けて不敵に応えた。
「貴様はそうした男ではないな」
「そうだ、それはわかった筈だ」
「生きてさらに先を進めというのだな」
「少なくとも貴様はその価値がある男だ」
だからだというのである。
「生きるのだ。いいな」
「わかった。ではそうさせてもらおう」
ヴィガジもその言葉に頷くのだった。
「撤退させてもらう」
「では。また会おう」
こうしてガルガウは爆発したがヴィガジは脱出した。少なくとも彼はこの闘いでは死ななかった。あえて生き残ったのである。
そしてメキボスもまた。
「お互いしぶといな」
「全くだね」
笑ってこう
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