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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百七十五話 ルナティック=ドリーム
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とドンパチってわけだよな」
「とりあえずはですね」
ここでラッセルの言葉が明るくなった。
「アインストやムゲ帝国みたいに急に出て来る戦力はなくなっています」
「シャドミラーもだな」
アリオンも言う。
「とりあえずその分だけは気が楽だね」
「敵は倒せるうちに倒す」
フォルカの赤い目が光る。
「それだけだな」
「そうだ。それではだ」
今度言ったのはフェルナンドである。
「行こう」
「はい」
メイシスがフェルナンドのその言葉に応える。
「それでは」
「一気に先鋒が突撃して敵の攻撃を引き付けるか」
アルティスが作戦を反芻した。
「つまり囮だな」
「そのうえで思う存分やって下さい」
ショーンは微笑んでこう彼等に告げた。
「そこで我々が向かいます」
「相手が。そうだね」
ここでカチーナは言う。
「向こうから出て来るのが白目の禿野郎だったら」
かなり口が悪い。
「すぐトサカに来てあたし達に突っかかってくるだろうな」
「だろうね」
リューネも彼女の言葉に応えて微笑む。
「それでその時に、だね」
「相手の性質を利用する」
ヤンロンが冷静に述べた。
「それが戦いに勝つ秘訣だ」
「じゃあ大尉」
ミオが笑ってカチーナに告げる。
「その時の挑発役は」
「任せておきな」
自ら買って出るのであった。
「その時はね。やってやるからね」
「ええ、頼んだわよ」
こう言ってであった。今は戦いに考えを向けていた。
そうしてそのうえで戦いに向かう。やがて。
目の前にゲストの大軍が出て来た。かなりの数である。
「来たな」
「ああ、やっぱり」
「こいつだ」
「予想通りだな」
モニターに出て来たヴィガジとガルガウを見て皆言う。
「予想していたけれど」
「やっぱり出て来たんだ」
「それで俺もいるぜ」
グレイターキンもいた。
「何か毎回会ってるがな」
「あれ、あいつまでいるの」
「また」
「予定が変わったんでな」
だからだというのである。
「またこのコンビって訳だ」
「頼んだつもりはない」
ヴィガジの言葉は憮然としたものだった。
「俺としてはな」
「まあ成り行きってやつだな」
「兵器の調達が間に合って来たというが」
「どっちにしろ俺もいた方がいいだろう」
「否定はしない」
とはいっても憮然とした声だった。
「とりあえずはな」
「じゃあそういうことだな」
「その通りだ。そしてだ」
「何だ?」
「メキボス、何か策があるな」
ヴィガジはこう彼に問うたのだ。
「ここで何かが」
「あると言えばどうする?」
「いざという時は頼りにさせてもらう」
ヴィガジは真剣な面持ちで告げた。
「その時はだ」
「何だ。いつもと態度が違うな」
「状況が状況だ」
だからだというのである
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