第百七十四話 インスペクターの攻撃
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「話に加わりたいができないものがあるな」
今言ったのは大介だった。
「残念だ」
「それはね」
ひかるが今の彼の言葉をフォローした。
「ちょっと」
「今の僕ではできないことだ」
それがかなり残念そうだった。
「それはそうとだ」
「どうしたの、大介さん」
「僕も色々と縁を感じる」
言いながら隣のギュネイを見るのだった。
「君とは」
「ああ、俺もだ」
ギュネイもそれに返すのだった。
「妙な位にな」
「僕にもそうした相手がいて何よりだ」
「そうだよな。そういう相手がいてくれるとな」
「いいな、それは」
カミーユはここで微妙な顔になった。
「俺は何故ウルベなんかにそれを感じたんだ」
「私結構多いのよね、そういう相手」
「ですよね」
エマにはリィナが応える。二人も並んでカツ丼を食べている。
「私達って何か」
「私もね」
ハルカも一緒にいてカツ丼を頬張っている。
「三人並んだらもう」
「何ていうか」
「他人の気が」
「だからロンド=ベルってこういう人多過ぎなのよ」
今言ったのはルナである。
「あたしそういう相手いないからそれだけよく感じるわ」
「それはかえって珍しいな」
「そうだな」
ティエリアとミシェルも一緒にいてやはりカツ丼を食べている。
「最近僕もライダーを感じているが」
「俺もそうだがな」
「それも羨ましいのよ」
実はルナはそういうことに憧れているようである。
「私ってあれじゃない。何かそういうことないから」
「そう?あるじゃない」
その彼女にカツが言ってきた。
「ほら、サイコボールとかって」
「そういうあんたは残影拳ね」
何故か話が通じる」
「それよね」
「そうだよね。何かね」
「やっぱりこんな話になるんだな」
エイジは食べながらシンと一緒に首を捻っていた。
「俺はそっちはわからないけれどな」
「答えは聞いてないはわかるからな」
「そういえば俺はだ」
「私もです」
「俺も」
凱にアズラエル、シローが同時に声をあげた。
「避け攻撃が好きだ」
「ムエタイはいいですよね」
「演歌も悪くないな」
「うわ、この人達も」
ルナはうんざりとした顔になっていた。
「何かもう似てる人だらけじゃない。他の世界とシンクロしてたり」
「けれど悪い気はしないでしょ」
「ええ」
それは素直に認めるルナだった。アヤカの言葉に応える。
「やっぱりね」
「それはいいことなのよ」
「ですよね。確かに」
「貴女もそうした世界があって」
アヤカの顔は優しいものになっていた。
「それで楽しくやれるから」
「それでいいですか」
「そう考えたらいいわ」
「わかりました」
そして笑顔で頷くのであった。
そして今度は。遥が言うのだった。
「私何か」
「どな
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