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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百七十話 コロニー攻撃
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「彼等の考え方や作戦は好きになれません」
「私もだよ。できれば今回の戦いに彼等は参加させたくなかったが」
「グラドス家からの要請では」
「しかも陛下の御命令でもある」
彼にとっては断れない事情なのだった。
「それではね。仕方がないよ」
「残念なことに」
「外銀河方面軍にこそ相応しいと思うけれど」
こう言って嫌悪感まで見せるのだった。
「彼等はね」
「全くです。ハザル=ゴッツォ司令にこそ」
「相応しいね」
「そしてそのハザル司令の腹心達も合流してきていますし」
「彼等だね」
「はい」
二人の脳裏にキャリコとスペクトラの仮面の姿が浮かんだ。
「彼等もですし」
「そして孫光龍も」
マーグの顔はさらに暗くなるのだった。
「来ている。戦力的には充実しているけれど」
「その顔触れはどうも」
「気をつけよう」
明らかに懸念を抱く顔でロゼに告げたのだった。
「ここは」
「はい、それでは」
「次の作戦もグラドス軍に任せよう」
あらためて言う彼だった。
「それでいいね」
「はい、それでは」
「ル=カインにも指示を出そう」
彼にもだというのだった。
「ロンド=ベルを倒せとね」
「彼等が軍令に違反した場合は」
「その場合は容赦する必要はないよ」
ばっさりと切り捨ててみせた。
「その時はね」
「わかりました。それでは」
「ゲストは退けたけれどまだ戦いが残っている」
マーグは強い言葉で言った。
「インスペクターもいればロンド=ベルも」
「そして」
「そして?」
「司令、御気をつけ下さい」
今度はロゼの顔が懸念するものになった。
「司令は御命を狙われています」
「私の命が」
「そのハザル=ゴッツォ司令にです」
彼の名前を出すのだった。
「狙われています」
「彼が私をかい」
「あの方は目的の為には手段を選ばれない方です」
少なくともロゼはそう見ているのだった。
「ですから」
「私を殺して銀河辺境方面軍もというわけか」
「どうやら」
「相変わらずの野心家の様だね」
マーグも彼を知っているかのように言うのだった。
「彼は」
「そしてその野心で、です」
「わかったよ」
その言葉に頷くマーグだった。
「じゃあ充分に注意しておくよ」
「おそらくグラドス軍やあの二人にしても」
「そうだろうね。そうじゃないとおかしいね」
「彼等をできるだけ側に近付けないで下さい」
ロゼの今の言葉は必死さがこもっていた。
「そして私も」
「ロゼも?」
「いますので」
自らこう言ってきたのであった。
「御安心下さい」
「身の周りにはだね」
「常に司令のお側にいます」
声には切実さもあった。その目にも。
「ですから」
「わかったよ。それじゃあね」
「お任せ下さい」
今度は
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