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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十六話 荒ぶる剣
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「何かお話が噛み合っていませんわ」
風もそれを感じていた。
「アスカさんもイザークさんもお顔が真っ赤ですけれど」
「ああなったらですね」
「もうどうしようもないのよね」
フィリスとエルフィが三人に言う。
「もう御二人共」
「ぐでんぐでんになるまで」
「いつものことだけれどな」
「そうなんですよね」
ジャックとシホは呆れていた。
「毎日こんな調子だけれど」
「今回もなんですね」
「そしてよ」
皆が呆れる中でさらに言うアスカであった。
「あたしはドイツ人よ」
「だからビールは強いのか」
「子供の頃から飲んでるわよ」
「いや、俺達まだ十代だろ」
「それを言ってもちょっと」
ディアッカとニコルがイザークの左右から突っ込みを入れる。
「それで子供の頃からって」
「言ってもあまり説得力が」
「いいのよ」
しかし今のアスカに論理は意味のないものだった。
「あたしがそうだって言ったらそれが正義なのよ」
「そうか。それではだ」
「潰してあげるわよ」
イザークを見据えて宣言するアスカであった。
「この黒ビールの中でね!」
「面白い!潰れるのは貴様だ!」
イザークも叫ぶ。
「そのまま死ね!」
「地獄に送ってあげるわよ!」
こうして両者は飲み比べに入った。ついでにそれぞれソーセージやハムやベーコンを多量に詰め込んでいく。まさに馬か鹿の様であった。
「何かアスカも」
「無茶苦茶になってきたわね」
ケイスケとヒカリがそれを見て言う。
「ロンド=ベルで性格変わったよね」
「そうよね」
「ところでだけれど」
プリメーラがここでヒカリに声をかけてきた。
「ねえヒカリ」
「どうしたの?」
「貴女の声ってマクロス7のサリーさんに似ているのだけれど」
「ええ、それ言われるわよ」
実は心当たりのある彼女だった。
「それはね」
「わかるわ」
「そうよね」
レイとクリスが今のヒカリの言葉に頷く。
「私とレイちゃんもよく言われるし」
「他人だとは思えないわ」
「私はこれとなのよ」
「ぷう、ぷう」
忌々しげにモコナを見るがモコナはいつもの調子である。
「何で同じ雰囲気なのよ」
「そういえばプリメーラって」
「アクアさんと声そっくりじゃない?」
「だよなあ」
皆ここでこのことに気付いた。
「何か他人じゃないみたいな」
「クローン?みたいな」
「私も何かアクアさん好きよ」
自分でもそれを認めるプリメーラだった。
「あとお猿さんとか豚さんも好きよ」
「あっ、そういえば」
「何かそっちにも」
「あとはね」
プリメーラの言葉はさらに続く。
「シロにはお姉ちゃんみたいに思う時があるわね」
「げっ、桃色だニャ」
何故かこんなことを言い出したシロだった。
「そういえばおいら
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