チートあっても…………有るからこそ仕事は大変です
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「頼む」
「はい。しかし、レヴィやユーリも喜びますよ。ディアーチェもでしょうが」
コーヒーを入れながら話しを降ってくるシュテル。星光の殲滅者シュテル・ザ・デストラクター。彼女は闇の書の残滓が、闇の書の闇として復活するための魔力を集めるために生み出した三人の存在の内の一人。彼女たち以外の闇の欠片がオリジナルをコピーした時点までの記憶や能力しか有していないのに対して、3人とも独自の確固たる意思を持っている。クールで、非常に折り目正しく大人びた性格をしている。感情の抑揚をほとんど見せないが、淡々とした口調でかなり物騒な物言いをして周囲を凍りつかせることが多い。
他にも雷刃の襲撃者レヴィ・ザ・スラッシャーや闇統べる王ロード・ディアーチェ。そして、ユーリ・エーベルヴァイン。俺の苗字は彼女と一緒。祖先か何かだろう。彼女達は闇の欠片の時に拉致って紫天の書を宝具と同じように解析して魔改造を加えて俺をマスターに登録した。その時、紫天の盟主であるユーリも砕け得ぬ闇から開放してやった。それから、四人の主は俺だ。
「だといいがな」
「大丈夫ですよ」
もう結構長いこと一緒にいるので、関係は良好だ。不自由も一切させてない。金だけは腐る程有るからな。
「しかし、ご主人様はレヴィとユーリを甘やかせすぎです」
「そうか?」
「お菓子を買ってあげてばかり…………」
「別にいいじゃないか。金は使わないといけないんだからな。むしろ、仕事ばかりで溜まる一方なんだ。シュテルも欲しければなんでも買ってやるぞ」
「お小遣いという名の給料で充分ですよ」
「そっか。あっ、追加が来た…………」
「お手伝いしますね」
「頼む」
ホント、どうにかならんかね?
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