第四話
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そうと、カノンノから離れ、突進する構えをする。
(駄目だ・・・もう動けない、ごめんね、ディア)
カノンノは意識を失いかけていると、ディアの言葉が彼女を現実に戻した。
「カノンノ!今助ける!!サンダーブレード!!」
ディアは腕をガルーダに向けると、空から雷を纏った剣が降りそそぎ、ガルーダを捕らえると、ガルーダを突き刺し、無数の落雷がガルーダを襲うと、ガルーダは悲鳴をあげながら消滅した。
「カノンノ!すぐ手当てをするから」
アップルグミをカノンノに食べさせた後、ディアは自分の服の袖を破り包帯変わりに怪我をしているカノンノの腕に巻き付ける。
「ごめんね・・・船に戻らないと、ちゃんとした治療ができないから、こんなことしかできなくて」
「ううん、ありがとう、私信じてたよ」
カノンノは柔らかく微笑み立ち上がろうとするが、足に痛みが走り、しゃがみこんでしまう。
「大変!?捻挫してる」
「だ・大丈夫だよこれくらい・・・う!」
痛みをこらえ立ち上がろうとするカノンノをディアは止め、カノンノに背を向きしゃがみこむ。
「僕がカノンノをおぶって、船まで連れていくよ」
「ええ!大丈夫だよ」
カノンノは何度も断るが最後はディアに押し切られ、ディアにおぶってもらうことになった。
帰り道カノンノはディアの背中の温もりを感じていた。
(ディアの背中、温かい、昨日からずっと気になったけどやっとわかったよ、私はディアのことが好きなんだ、これからもずっと一緒に居たい、少し経ったら、本当の気持ちを伝えよう)
続く
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