SAO:アインクラッド〜神話の勇者と獣の王者〜
エピローグ〜大好きです〜
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ふみ)君」
その名前は。
二年前に失ったと思っていた、セモンの、本物の名前。
「私の名前は、杉浦琥珀。……覚えておいてよね」
「……忘れるもんか。コハク――――琥珀」
すると琥珀は、満々の笑みを浮かべて、言った。
「清文……あなたは、私の勇者様。私を助けてくれた英雄。清文――――私は……私は、あなたが、大好きです」
「俺も……俺も、君を愛している」
どちらからともなく、唇が重なった。
直後、アインクラッド第75層は、崩壊した。光が、二人を包む。
消えて行く。
***
目を開けると、白い部屋の景色が入り込んできた。
体が動かせない。頭を何かで固定されているようだ―――
振り絞った力で取り外したそれは、見覚えのある濃紺色のヘッドギア。
名前は、ナーヴギア。2年もの間、あの世界への拘束具で、しかし戦友でもあった存在。
それを抱き抱え、力を振り絞って体を起こす。
「……帰って、来たんだな。現実世界に……」
清文は、不思議な面持ちで手の中のナーヴギアを見つめた。
ソードアート・オンライン〜神話と勇者と聖剣と〜SAO編
fin
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