原作前に小学校に入ろう
頭のネジが吹き飛んだ挙句に粉々に砕けて修復不可能
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第十六話 頭のネジが吹き飛んだ挙句に粉々に砕けて修復不可能
「そういえば陽龍、お前の家って学校から近いのか?」
最近ちょと影が薄そうな慎吾が尋ねる。
「・・・なんか今、馬鹿にされた気がするぞ」
「気のせいだよ、慎吾。でも、僕たちの家ってそこまで近くないよ?多分一年生の中では一番遠いんじゃないかな。海鳴の外れで、隣町の学校の方が近くない?ってくらいだし」
海鳴は、名前に海が見えているからか、どこからでも海が見えたりするらしいが、家はそんなの見えなくて、住宅しか見えない。
「・・・それをこの短時間で?」
「往復してきました」
「バカね」「バカなの」「バカぎるよー」「キング・オブ・バカだな」
「みんなしてバカバカ言いすぎだよ!」
「いやでもおにぃ、これが普通」
いつから世の中はこんなことになってしまったんだ!
「昔からそうだよ。ってか、おにぃってたまに同い年かわかんないこと言うよね」
それはお前もだ、美愛。普通の一年生はこんなペラペラ喋ったり、暴言吐いたりしないんだよ・・・
「さて、頭のネジが吹き飛んだ挙句に粉々に砕けて修復不可能になっちゃってる陽龍はほっといて、さっさとなのはの家に行くわよ」
『はーい』
ほら、ぜったいおかしいだろ・・・?
そんなこんなでみんなはマジで僕をおいて歩いて行ってしまうのだった。
・・・僕、なにか間違ったこと言ってる?言ってないよね・・・?
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