SAO:アインクラッド〜神話の勇者と獣の王者〜
最後の戦い
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?」
「……ハザードは……秋也は、仲間だったよな?」
「うん」
「……いつから、こんな風になったんだろうな。シャノンは……陰斗は、たぶん気付いてたんだ。あいつの事、知らなかったんだ。俺だけ」
「私も知らなかったよ。けど、今は……後悔してる場合じゃない。勝とう」
倒すんじゃなくて――――――――――。
「ああ。ありがとう。コハク」
セモンは《天叢雲剣》を構えなおした。
「支援、頼むぜ」
「まかせて」
セモンはニヤリと笑うと、コハクの頭を撫でた。
そしてハザードに向かって叫ぶ。
「秋也!!……勝負だ!!」
「来い……そして兄さんのために消えろ、清文!!」
お互いの出せるスピードと、出せるパワーをすべて乗せて、神速の一撃が放たれる。
《神話剣》突進剣技《アラブル・ブラスト》。対して《獣聖》突進剣技《アヌビス・ストライク》。
ガキィイン!!と音を響かせて、両者の剣が激突。再び、つばぜり合いとなる。
「ぐう、うぉぉぉぉ!!」
「ぬうぅううううう!!」
ズドン!!というすさまじいインパクトののち、両者は弾き飛ばされる。その隙を狙ってコハクの衝撃波がハザードを打つ。
「ぐお!!」
「でりゃぁ!!!」
片手剣技、《ソニックリープ》。ハザードの体を弾き飛ばすが、ハザードもすかさず受け身をとって、反撃のソードスキル。
「きぃぃぃよぉぉぉぉふぅぅぅみぃいいいいいいッ!!」
《獣聖》最上位ソードスキル、《ギルガメス・ブレイク》。全30連撃。
同時に、セモンもスキルを発動させる。《アラブル・ランブ》のモーション。
「秋也ぁアアアアアアアアアアアアッ!!」
お互いの一撃一撃が激突し、激しい火花を散らせる。同時に27連撃目がはじかれる。《アラブル・ランブ》はここで終わり・・・。
「俺の……勝ちだぁあああああ!!」
鬼の形相でハザードが叫ぶ。
《天叢雲剣》が不規則に明滅する。
しかし……
「うおっ……ぁああああああああああああああ!!!」
再び《天叢雲剣》に激しい輝きが戻る。
セモンの剣技は、終わらなかった。
「何!?」
さらに剣げきが続く。
「ぐっ……あああっ!!?」
計四十三連撃。
「……ばかな!?こんなスキルは……《神話剣》にはないはず!!」
「あるんだよ。これが……《神話剣》本当の最上位スキル。封印された剣技……《アラブル・バーニン・ヴァルブレイヴ》だ!!」
それこそが―――――――――――セモンが、《ある事件》の時に託されたスキル。この世界のみならず、異世界の力さえも取り込んだ、最強のスキル。
「おわりだぁああああ
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