スーパーロボット大戦OGs
0111話
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の攻撃を回避して背後から一撃を入れる……そんな予定だったのだろう。
「覚醒!」
アンジュルグの下を一直線に通り過ぎた俺は、精神コマンドの覚醒を使用。その途端どのような力が働いたのかは不明だが、慣性等を無視してその場で急停止し、すぐに次の行動へと移る事に成功する。
「はあああぁぁぁぁっっ!」
空中で止まったその場所からクロノスのブースターを全開に。上へと回避したアンジュルグへと馬上槍を突き立てる。
「馬鹿なっ!」
アンジュルグの右足首を馬上槍が貫き、足首から先の部分がバラバラになりその部品を空中へとばらまく。
「ヴァンピーア・レーザー!」
アンジュルグの足を破壊したその瞬間。油断したとは考えたくはないのだが、それでも攻撃を食らったと言う事はやはり油断していたのだろう。ギリアムのゲシュペンスト・タイプRVの胸から発射された紫色の光線がグロウセイヴァーへと直撃する。
「このヴァンピーア・レーザーは敵のエネルギーを吸収する。悪いが、大人しく捕虜になって貰うぞ」
一瞬焦ったが、ギリアムのその通信を聞き安堵の息を吐く。エネルギーの吸収? 他の機体ならともかく、時流エンジンを積んでいるこのグロウセイヴァーには意味がない。
同じ時流エンジンを積んでいるマシンを開発しただけあり、その事に一番最初に気が付いたのはミズホだった。悲鳴のような声でギリアムへと注意を促す。
「駄目です! アクセルさんの機体は時流エンジン搭載機です。エネルギー吸収なんて意味がありません!」
気弱なミズホにしては強い口調。それがギリアムのミスの大きさを表していた。
「捕獲じゃなく撃破を狙えば倒せたかも知れないのにな……時流エンジン、フルドライブ!」
クロノスに内蔵された時流エンジンをフル稼働させ、吸収されたエネルギーをすぐに回復させる。そもそもクロノスに内蔵されている時流エンジンはエクサランスに比べれば旧型のものだが、安定性や一度に生み出せるエネルギーはこちらの方が上だった。それを天才科学者と言っても過言ではないレモンがカスタム化したものなのだ。その性能は恐らくだが現状のエクサランスに積まれている時流エンジンよりも数世代先を行っているだろう。
「ファントムっ!」
T-LINKシステムを通して、10本のファントムにレーザーブレードを展開させてゲシュペンスト・タイプRVへと襲い掛かる。
「くぅっ!」
さすが元教導隊のメンバーと言うべきか。襲いかかってきたファントムを回避しながら、どうしても命中しそうな物だけを選んでメガ・プラスマカッターで切り払っている。
「だが、その状態でこちらの攻撃を回避出来るか?」
ファントムを操り、ゲシュペンスト・タイプRVを中心に円を描くよう
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