暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜人形使いの集い〜 フェアリーダンス
ALOにリンクスタート
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
クが増えていく
いずれフルダイブ技術が進歩すれば、この過程も大幅に短縮されるのだろうが、今はヘッドギアが俺の脳の各部位を
順繰りにノックして回るのをじっと待つしかない
しかし、ついに最後のOKメッセージがフラッシュし、次の瞬間、俺は暗闇の中をまっすぐに落下した
やがて下方向から虹色の光が近づき、そのリングを潜った俺の仮想の足がすとんと異世界に着陸する
といってもそこはまだ暗闇に包まれたアカウント登録ステージだ
頭上にアルヴフェイム・オンラインのロゴが描き出され、同時に柔らかい女性の声でウェルカムメッセージが響き渡る
俺は合成音声の案内に従って、アカウント及びキャラクターの作成を開始した
胸の高さに青白く光るホロキーボードが出現し、まず新規IDとパスワードの入力を求められる
適当に考えたIDとパスワードを素早く打ち込む
クライアントをダウンロードするタイプのMMOゲームなら、ここで課金方法の選択があるが
パッケージ購入型のALOには1ヶ月無料プレイ期間が設定されていた
次いでキャラクターネームの入力、何も考えず「レーザープリンター40キロ」と入力した
性別はもちろん男性を選ぶ
次に、合成ボイスはキャラクター作成を促した、といっても初期段階では種族の選択があるだけらしい
容姿は無数のパラメーターからランダムに生成され、キャンセル不可と説明される
どうしても気に入らない場合はゲーム内部で追加料金を支払って再作成するしかないようだ
まあこの際、どんな面相になろうとも不都合はない
プレイヤーの分身たるキャラクターは、いわゆる妖精をモチーフにした九種族から選択できるようだった
それぞれに多少の得手不得手があると説明される
サラマンダー、シルフ、ノームと言ったRPGでお馴染みの名前から、ケットシー、レプラコーンとあまり聞き覚えのないものもある
俺としてはアミュスフィア本体の動作試験が目的だったので、どれでもよかったのだが
緑を基調とした初期装備が気に入ったので「シルフ」なる種族を選択しOKボタンにタッチする
全ての初期設定が終了し「幸運を祈ります」という人口音声に送られて、俺は再び光の渦に包まれた
説明だと、それぞれの種族のホームタウンからゲームがスタートするらしい
床の感覚が消え、浮遊感、次いで落下感覚が俺を襲う、光の中から徐々に異世界が姿を現す
深い闇に包みまれた小さな塔の上空に俺は出現する
初めて味わうフルダイブ型ゲームの感覚刺激が仮想の全身の神経を漲らせていくのを感じながら
俺は街の中央にある塔へとぐんぐんと近づいていく
目の前が再び暗転して霧がはれると俺はスイルベーンの街の中にいた
「すげ〜、いまのTVゲームってこんなんなってるのかよ」感動しつつ街中をウロウロしてみる
あまりにも広
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ