暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜人形使いの集い〜 フェアリーダンス
アミュスフィアGetだぜ!
[2/2]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
す
17:30になったが、まだ予定の2/3くらいしか終わっていない
4Fのバイトリーダーがニコニコしながらやってきて「残業できる人いますか」と・・・
しかし、オバちゃん連中が「晩御飯の仕度が」「保育園へ子供の送迎が」とかで離脱
また、さっさと帰って飲みに行ったり遊びに行きたい若いフリーター連中が離脱
結局、ほとんどが帰ってしまう
すがるような目で「遠藤さん、吉永さん、角田さんは大丈夫ですか?」と4Fバイトリーダー
「俺はいいっすよ」「俺も大丈夫っす」「平気です」
「ありがとう、よろしくお願いします」と4Fバイトリーダー
結局残ったのは俺らとオッサン含めて8人だ
(N社の社員も数名いるが、こいつらは事務所待機で現場には来ない)
ここで俺は計算してみる、総数は10万台=1250梱包、こいつが22人で8時間かけ900梱包
残り350梱包を8人でやるって事は朝までかかるんじゃね?
まあいいや、うちの派遣会社は時給の割り増しもちゃんとつくし
そんなわけでセッセとセッセと荷物を運ぶ、セッセとセッセと梱包する
翌日の07:00になって、ようやく全ての作業が終わった
疲労困憊の睡魔限界である
吉永君、角田君と1Fの休憩室に降りる、もはや疲れきって会話も無い
知らないオッサン連中が冷蔵庫から缶ビールと柿の種をを持ってきてくれた
「兄ちゃんたち頑張ったな、これでも飲めや」
礼を言って缶ビールを受け取って飲むが既に意識は朦朧
そろそろ08:00、大井埠頭とJR大森駅をむすぶ無料送迎バスがくる時間だ
さっさと帰って寝ようと思っていると4Fのバイトリーダーがニコニコしながらやって来て
「穴のあいたアミュスフィア欲しい人いますか?」
誰も返事をしないので「くれるならもらいます」と言ってみた
「はい、見つからないように持って帰ってくださいね、あと故障してても修理とか出さないでね」
と4Fバイトリーダー
すると吉永君、角田君も「じゃあ俺にもください」
倉庫会社でバイトした事のある人は知っていると思うが、概ね1%程度の減損率を見込んである
以前に別の倉庫で森永ハイチュウの棚にフォークリフトが突っ込んだとき
変形・破損したハイチュウを100個くらいもらって帰った事もあるのだ
「アミュスフィア」を受け取ってバス停へと向かう
他のフロアや倉庫から出てきた屍のような夜勤組の連中に混ざって無料送迎バスに乗り込む
ちなみに吉永君は飲酒運転しながら原チャリで帰宅、角田君は歩いて帰っていった
いつもニコニコしている4Fバイトリーダーは引き続いて日勤作業に入るらしい
バイトリーダーすげーよ、流石はリーダーを任せられるだけの事はある
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ