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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-24 conference
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そんなこんなで最後まで騒がしかった臨海学校。
三日間という長いようで短い時間。
麗矢にとっては死を覚悟した三日間となった。


千冬がバスに乗り込み、バスが動き出す。
麗矢は遠くなっていく海を見ながら思う。


疲れた、と。


学園までの時間を寝て過ごす。車内はとても騒がしかった。
そんな車内の中を平然と眠った麗矢。
よく見ると耳栓をしていた。
道理でラウラが呼んでも起きなかったわけだ。


こんな感じで麗矢の慌しく、死を実感した三日間は終わった。
これから再び始まる。
あの窮屈で退屈な日々が。


「…………」


麗矢は寝たふりをしていた。
今更起きる気にもなれない。
隣で麗矢の名前を呼び続けても一向に起きない麗矢に切れそうになっているラウラ。
そのラウラから殺気が感じられる。
今起きるのは逆効果だ。


麗矢は薄らと明かりが見える視界の中思った。


――――俺に平穏という時間を下さい。


切実な願いだった。




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