冥府の女神と平和の使者
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
いていて欲しい」
シノンがうなずくのを確認すると俺は死銃についての話を始めた。具体的には死銃により実際に人が死んでいるということ。本戦で死銃が何人かを殺す可能性が高いということ。その二点について話した
「信じる」
俺の話を聞いてシノンが最初に発した言葉はそれだった
「自分で言うのもなんだが、よく信じれたな」
「あなたは嘘をつくような人じゃない」
そうやって信じてもらえるのは嬉しいが……
「……死銃ね。私の方でも探してみる」
「それは危険だ」
「でもそんな危険なことをリンはしようとしてるんでしょ?」
そう返されると何も言えないんだが
「だったら私も戦う。逃げてたら……強さなんて手に入らない」
「その強さを手に入れたらどうしたい?」
「む、胸を張って好きな人に告白……って何を言わせてんのよ!!」
顔を真っ赤にしてバタバタと暴れだすシノン。俺がおさえてるせいで全く動けてないけど
「そうか……」
リン=燐ってことは言わない方がいい気がする。繰り返し言うが自惚れで無ければ
「そろそろ終わりにしない?観客たちも飽きてきただろうし」
まあ、この状態のまま動かないもんな
「この状態で撃ったらどんな鬼畜野郎って思われるんだろ」
「どっちかというと鬼畜野郎ではなくて超アグレッシブな女の子って感じかな」
「そういえば女の子に見えるんだったな……」
キリト、シノンと強敵との連戦ですっかり忘れていたぜ……
「私が降参をすればいいんだけどね。……本戦で死銃を倒したら、その時は」
「ああ……」
なんでまあ俺の周りには好戦的なやつが多いんだろうな。……そうか、俺が好戦的だからか
「降参!!」
決勝戦
シノンVSリン
勝者リン
試合時間26分37秒
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ