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混沌の魔術師と天空の巫女
第3章 エドラス編
エクシード
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シードだよ。」

ナディがそう言う。

「エクシード・・・。」

「そしてここはエドラスの王国、エクスタリア。」

その後、ハッピー達は城の中へ入って行った。

「人間はひどく愚かで劣等種だからね、ぼきゅ達がきちんと管理してあげないと」

ナディはエクシードの事を歩きながら話した。

「その上酷い香り(バリファム)だ。」

ニチヤはそう嫌中をして言う。

「女王様はここで人間の管理をしているんだ。」

「女王様は素敵な香り(バリファム)さ。」

ニチヤは今度は喜んだ顔でそう言った。

「勝手に増え過ぎるとやっかいだからね。
 いらない人間を女王様が決めて殺しちゃうんだ。」

「「!!」」

ナディの言葉に驚くハッピーとミント。

「な・・・何でそんな事・・・」

ハッピーは気になってナディに聞いてみた。

「失われつつある魔力を正常化する為だと、女王様はおっしゃった。
 女王様はこの世界だけでなく、アースランドの人間も管理しておられる。」

「その女王様はどうして人間の“死”を決めれるの?」

今度はミントがナディに聞いてみた。

「女王様にはその権限がある。なぜなら、あの方は神なのだから。」

ナディの代わりにニチヤが説明をした。

「「神!!?」」

ニチヤの言葉に驚くハッピーとミント。

「私達の任務って何?」

「!」

「私には生まれた時から任務がすり込まれていた。
 女王の人間管理によって選ばれた、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)ウェンディの抹殺。」

「「え?」」

そのシャルルの言葉にミントとハッピーは驚く。

「ど・・・どういう事なのシャルル!!!」

「そうだよ!!!ウェンディの抹殺ってどういう事だよ!!!」

「「っ!!!」」

ハッピーとミントはある事に気づく、シャルルがウェンディの抹殺とい任務がある。
あら、自分達は・・・と。

「あれ?・・・それじゃ・・・」

「私達の任務って・・・」

そして気がついてしまった。

「アンタ達は知らなくって幸せだったわね。」

「ナツを・・・」

「コージを・・・」

「「抹殺する任務に・・・!!!!」」

あまりのショックで体が震える2匹。

「落ちつきなさい、オスネコ、緑ネコ!!
 私達は任務を遂行してないし、遂行するつもりもなかった!!!
 なのにどうして完遂した事になっている訳!!?」

このシャルルの言葉に2匹のエクシードは少し驚く。

「記憶障害か?」

ニチヤはナディに聞いてみた。

「仕方ありませんよ。“上書き”による副作用は未知数なのですから。」

ナディはそう答えた。


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