第3章 エドラス編
啓示
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う。
「魔力の無駄使いだわ。全ての国やギルドから魔力を奪って、
この王都を集中させているわ。国民の人気を得る為にこんな娯楽都市にしたんだわ。」
「あきれた王様ね!」
シュルルの言葉にエドラスの王に対してそう言う、ルーシィさん。
「ん?」
何か人が集まっているな?
「なんか向こうの方が騒がしいね。」
「ああ。」
ウェンディの言葉に俺も同感だ。
「パレードとかやってんのかしら?」
「ちょっと見に行ってくるか!」
「あいさー!」
「アンタ達・・・遊びに来たんじゃないのよ。」
確かにですね・・・でも気になるので俺達も行く事にした。
「ずいぶん多いなぁ・・・ウェンディ、大丈夫?」
「うん。」
俺とウェンディは手をつないで離れられないようにした。
「あれ?」
ナツさんとルーシィさんが止まっていた・・・何を・・・
「っ!?」
そこには切り取られた魔水晶があった。
「魔水晶・・・!」
「これって・・・!」
「まさか・・・!!」
「マグノリアのみんな・・・!!」
「しかも一部分よ。切り取られた後もあるし・・・!!」
「残り全部は何処か、か・・・。」
「・・・・・・。」
俺達はそう言っていると、王様の様な人が座っていた椅子から立ち上がった。
「陛下!!!」
「バンザーイ!!!」
間違いない・・・!エドラスの王だな!!
「エドラスの子よ。我が神聖なるエドラス国はアニマにより10年分の魔力を生み出した。」
「何が『生み出した』よ・・・!」
「オイラ達の世界から奪ったくせに・・・!!」
ミントとハッピーがそう言う。
「共に歌い、共に笑い・・・この喜びを分かち合おう・・・!!」
「「「「「「「「オオオオオオオッ!!!!」」」」」」」」
そっちが喜んでも、こっちはそれどころではない・・・!!
その後、エドラス王の演説は少し続いた。
エドラス王との国民は喜んでも、俺達はそれを受け入れなかった。
「これしきの魔力がゴミに思えるほどのなァ!!!」
「っ!!」
これしきの魔力をゴミ・・・!俺達の仲間を・・・!!!
「・・・」
がし
「ナツ・・・我慢して・・・」
「できねぇ!!あれは・・・あの魔水晶は・・・!!!」
「お願い・・・みんな同じ気持ちだから・・・」
「「「「「・・・・・・。」」」」」
俺やウェンディ、ハッピー達も同じだった。今すぐに助けたいという気持ちは・・・。
だが今は戻す手掛かりはない・・・。
「ね。」
「・・・・・・。」
「ナツ
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