第3章 エドラス編
啓示
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もう酔っていた。
ちなみに、助手席にルーシィさんが乗り、膝の上にハッピーが乗っており、
ナツさんは運転している人の後ろで座っており、俺は反対側に座って、
ウェンディは俺の膝の上に座って、シャルルとミントは真ん中の席に座っていた。
「王都へ行くんだろ?あんなオンボロ船よりこっちのほうが速ぇぜ。」
「しかしあなたは一体・・・?」
「クク・・・妖精の尻尾最速の男・・・
ファイヤーボールのナツとは俺の事だぜ。」
その言葉に俺達は驚いた。
「ナツーーーーーー!!!?」
「お・・・俺!?」
ナツさん自身も驚く。
「こっちの・・・エドラスのナツ!?」
「そうなりますね。」
ルーシィさんの言葉に俺はそう言う。
「ルーシィが言ってた通り、そっくりだな。」
「お・・・おお・・・。」
「で・・・アレがそっちの俺かよ?情けねえ。」
「こっちのナツさんは乗り物が苦手なんです。」
エドラスのナツさんに説明をするウェンディ。
「それでも『俺』かよ?
こっちじゃ俺はファイヤーボールって通り名の運びや専門魔導士なんだぜ。」
「うぷ。」
「ちなみに、こっちのナツさんはサラマンダーという名の魔導士です。」
「迷惑はかけているけどね。」
俺とハッピーがそう言う。
「ねぇ、あの町がトライヤ?」
「ああ。何でも宿が結構ある所で有名なんだぜ?」
「・・・・・・。」
あそこには・・・エドラスの俺の父さんと母さんがいたな・・・。
「そういえばこの魔道四輪、SEプラグついてないね。」
「SEプラグ?」
「SELF・ENETGYプラグの略だ。」
「運転手の魔力を燃料に変化する装置よ。」
俺とシャルルがウェンディに説明をした。
「そっか・・・こっちじゃ魔力を持っている人いないからそれって必要ないんだね。」
ミントがそう言う。
「完全に魔法のみで走っているって事?」
「そうなりますね。」
ルーシィさんの言葉に俺がそう言う。
「なによ・・・車に関してはアースランドよりぜんぜん進んでるじゃないの。」
「エドラスだからこその、発展と科学か・・・。」
キキキキキ!
「「うわっ!」」
「「「「きゃっ!!」」」」
突如、止まった。
「ちょっと何よ急に!」
「そうとも言えねえな。魔力が有限である以上、燃料となる魔力もまた有限。
今じゃ手に入るのも困難だ。だから俺がつれてってやるのはここまでだ。降りろ。」
「な・・・!!」
「そんな・・・!!」
「これ以上走ったら、ギルドに戻れなくなるんだ。
クソ
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