終結
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か?)
そう思うが実感がわかない。あの時継続ダメージによりHPがゼロになって死んだ俺がなぜ生きてるんだ?自分が生きていることに疑問を持つ。
(茅場晶彦の仕業か?)
そう思うがあいつがそこまでするだろうかと考えた。しかしすぐに考えるのをやめる。生きている、今はそれだけで十分だから。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「おい、どういうことだ!!印を攻撃されたぐらいで破壊されないし、リンクが切れるはずもないだろう!!」
チェンジャーは怒りに声を荒げていた。
「チェンジャー、うるさいぞ」
初老の男、コントロールが声を出した。それを聞いたチェンジャーは更に声のボリュームを上げて怒鳴る。
「テメェの仕業か!!邪魔しやがって!!ぶっ殺してやる!!」
「今回は俺がした」
突然、別のところで声がする。声は青年くらい。この声はパス。
「ぶっ殺してやる!!」
そう言うといきなり何かが目の前を通りすぎた。
「お前等、うるさい。人がゆっくりとしている時にもう少し黙っていてくれ」
すると無表情の青年がチェンジャー達のほうに手を向けていた。
「テメェ!!「ぶっ殺すとでも言いたいのか?逆に殺すぞ」……ッ!!」
チェンジャーは黙った。あいつとは自分との実力差が激しいとわかっているからだ。チェンジャーが黙った時に今度は少女の声が響く。
「あれ?皆どうしたの?そんなに黙って?」
レストアは異常な静かさに疑問を言った。
「あれなんだよ。皆思春期って奴さ」
そう言って二十歳ぐらいの男の声が聞こえる。
「そういうもんなの?」
「そういうもん」
男がそう返した後、今度は老人の声が聞こえる。
「チェンジャー、パスのしたことは正しい」
「何でだ!!俺の邪魔をしたのにか!!」
「パス、話してやれ」
「……分かったよ。まず、お前を戻した理由はあの世界はもう要らないとあの方が判断したからだ。だから、お前を奴のリンクから切り離した」
「何であの方はそう思ったんだ」
「それは俺はわからない」
そう言うとチェンジャーは使えねえなといって、黙った。そしてそのタイミングを見計らってか老人が話し始める。
「まあ、基本的にはあの方からの指令はコントロールが受けるから問題なかろう。それとチェンジャーお前は色々とあの方が褒めておったぞ。お前は素直でとても役に立つとな」
チェンジャーは声を出したりしなかった。しかし、身体があれば確実ににやけていただろう。
「さて、これからあの方の命令は私が聞いたから説明する。器は必ず次の世界に必ず行く。その時、システムの奥まで行くことに成功したら私らの力だけを返してほしい
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