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終結
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いだな……」

 そう言ってヒースクリフ、いや、茅場晶彦はこの世界から消えた。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「すこし眠くなっちゃった。膝、借りていい?」

 アスナはが聞いてくる。その問いかけに微笑んで答えた。

「ああ、いいよ。ゆっくりとおやすみ」

 そう言った瞬間、横からアスナに向けて何かが落ちてくるのにが目に入った。しかし、それはすぐにアスナに突き刺さった。

「え……?」

 最初見たときは理解できなかった。そしてその槍を持った手から人物の顔へと視線をずらす。その顔は、幼馴染で、今まで兄弟のように育ってきた男の姿だった。頭の中で色々な言葉が浮かんでは消える。だが一つの感情はふつふつとわきあがってくる。怒りだ。大切な人を目の前で刺されたことで、怒りがこみ上げてきた。

「ゲ……ツガ……ゲツガ……ッ!!ゲツガ!!」

 キリトは叫んだ。大切な人を刺したこいつを殺すために。エリュシデータを掴み上げ食って掛かる。しかし、ゲツガは先に片手で首を掴んで止めて、宙に持ち上げた。

「てめぇー……!!殺す……絶対に殺す!!」

 茅場晶彦より、こいつのことが許せなかった。今まで一緒にいた仲間を平気で刺すような奴が憎かった。殺したくて殺したくてたまらなかった。

「交代だキリト。後は俺に任せな」

 ゲツガはそう言ってアスナを持ち上げて、俺を放る。その後、その上にアスナを投げてきた。アスナをキャッチして抱き、ゲツガを睨む。しかし、ゲツガは茅場晶彦の方を見て何かを喋っていた。キリトはアスナに刺さっている槍を抜こうと槍を掴もうとしたが槍が消えた。なぜ?そう思うと視界の端っこにあるHPバーをみるとアスナのHPはマックスまで回復していた。

「キリト君?」

「ア……スナ……」

 キリトはアスナを抱きしめた。だが、ある疑問が浮かび上がった。なぜ彼女はHPがなくなったはずなのに生きている?そういうアイテムの類は着けていなかった。それならばなぜ?考えるがわからなかった。しかし、アスナが呟くように言う。

「多分、ゲツガ君のおかげだと思う」

 その瞬間、視界の右部分に表示画面が出た。

【asunaは蘇生されました】

 それを見た瞬間、キリトは息を呑む。だが、その蘇生法がわからなかった。混乱している頭を回転させてようやくその答えに辿り着く。

「あの槍か……」

 キリトが考え付いた答えはあの槍のおかげ。それ以外考え付かない。アスナのHPがなくなったときに近くにいたのはキリト、アスナ、茅場晶彦、ゲツガの四人しかいない。そして、不可解な行動をしたのは、ゲツガだけだ。ゲツガの持っていたあの槍には蘇生効果がついてた。それしかアスナが助かった理由が考え付かない。それに気付いたキ
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