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IS クロス Zero 〜赤き英雄の英雄伝〜
Mission 2  成長の証
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のたびに後ずさりしている。

「な、なんなんですの! わたくしから言えば十分弱いですわ!」

「ならば、俺がクラス代表になったらこの二人に謝ってもらおう。そして二度と馬鹿にするな」

「ふん! あなたみたいな泣き虫な方に負けるわけがあるわけ無いでしょう!」

「なら、なおさらだ。この二人は俺よりも強い。この二人より弱い俺に負ければお前は、この二人よりも弱いということだろう。だから、俺に負けたらこの二人が弱いという発言を撤回してもらう」

「いいですわよ。負けるわけがありませんもの! せいぜい腕を磨いておくんですわね!」

くるりと後ろに向くとスタスタと歩き去るオルコット。
二人の名誉のためにも負けられないな。だが、ヤマダいわくISを使って練習できるのはもう少したってかららしい。ならISでの練習はできないという事だ。
なら、どこで何を学び、鍛錬するか。

「ぜろっちだいじょーぶなの? せっしーにあんな啖呵切っちゃって」

「そうだぞ。まだISを使った練習はできないというのに。まだ、千冬さんがお前の専用機の配達を決闘当日に間に合うようにしてくれたのが救いだが」

「ホーキ、ホンネ、どっちがISについて詳しい?」

「あ〜、なら私だと思うな〜。これでも生徒会役員なんだよ?」

「ならホンネ、俺にISの基本構造などの知識を教えてくれないか?」

「ん、りょ〜か〜い」

「私にはなにか、出来ることはあるか?」

「ホーキは、俺の剣術の特訓に付き合ってくれないか。チフユが言うには俺のISは近接特化らしいからな」

「構わないぞ。というより聞いておいてなんだがそれくらいしかできないからな」

「それじゃあ、そういう事で頼む」

「わかったよ〜。ってそういえば時間は?」

 キーンコーンカーンコーン。鐘が鳴った。
これは、確か授業開始の合図だった気がする。

「手遅れ……だな」




〜〜〜〜時間経過 夕食後〜〜〜〜

「だから〜、いかにして自分の『シールドエネルギー』を残しつつ闘うかがIS同士の戦闘だと重要になってくるんだよ〜」

 本音がダボダボの袖を振りながら身ぶり手振りで教えてくれる。
ISでもエネルギー問題があるのか…………。

「ここまでは分かった〜?」

「勿論だ」

「それじゃ〜あとは〜、明日、主にどんな装備を積んでるのか織斑先生に聞いてから三人で戦略を練ろうか〜」

 こんなにホンネがしっかりと考えているとは思わなかった。
どちらかというと『のほほん』としているからもっと軽く流しているのかと思った。

「ぜろっちなんか失礼なことかんがえたでしょ〜」

「い、いや、そんなことは無い」

「いいけどね〜」

「オルコットは遠
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