Mission 1 精神が……?
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提案はありますの?」
「………………決闘だ。1対1で闘い勝った方がクラス代表になるという事でどうだ」
「わたくしが専用機持ちと知って言っていますの? あなたがそれでいいなら構いませんが」
「構わない」
「そうですか身の程知らずですわね。まぁでも、決闘にはそれ相応の場が必要ですわね。先生?いつ頃ならアリーナが空いていますの?」
「えぇっと……一週間後、第三アリーナなら空いています」
「ならその日の使用許可申請をお願いしますわ」
「え、でも、もっと話し合った方がいいんではないんですか?」
「いいえ、決まったことですから。どこかの泣き虫さんが泣きごとを言いださない限り変わりませんわ」
チラリと流し眼でこちらを睨みながらそう言い放つ。
こいつの自信はどこから来ているんだ。経験に裏付けされた強さ?そうでないのならこいつは間違いなく早死にをするタイプだろう。自信過剰な奴は死ぬのが早い。
「では、一週間後決めるという事でいいですね?」
「構わない」
「ええ、よろしくってよ」
同時に答える。
何やらまた睨んでくるが、怖くなんてないぞ。断じて怖くない。
ホンネの袖を掴んでしまっているがこれは……そう癖だ。
この恐怖はきっと人間になった副作用だ。うん。
「では、私は申請を出してくるので後は自習していてください」
ヤマダがそう言い残し教室を出て行った。
まだ日が南に上っていないというのに色々な事があったな。
などと感慨に浸っていると
「せいぜいISの扱いにでも慣れておくんですわね。いくらなんでも無抵抗の素人を一方的に嬲るのはみっともないですもの」
と、捨て台詞を残し後ろの席へ帰って行った。
これから、大変そうだ。
人間というのはこんなのが日常なのか?
まだレプリロイドと戦っていた方が楽だった。
---時間経過 夕食後---
「じゃあねぜろっち私の部屋はあっちの棟だから。あしたもよろしくね〜」
「あぁ、いろいろありがとうホンネ助かった。こちらこそよろしく頼む」
「うん〜。じゃ、ば〜いば〜い」
ホンネがぽわーっとした感じで向こうの棟へ歩いて行く。
さて俺は帰る前に少し剣術が練習できる所でも探すか。ホンネの案内どうりならこの近くに武道館がある筈だ。
きょろきょろとあたりを見回すと一か所明かりのついた建物を見つけた。
「(あれか? なにか掛け声が聞こえるが)」
その建物まで歩き、中に誰かが居るようなので入口から入る。
「すまない。武道館というのはここであっているか?」
「だれだ?」
「先に名乗るべきだったか?1年1組ゼロ・アンリエットだ。そういうお前は『シノノノ・ホーキ』か?」
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