Mission 0 英雄と乙女機装
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っている。
「(誰かが装着、搭乗するタイプのものか?いったい何なんだ?)」
警戒を解かないようにしながら『ソレ』に近づきピタと片手で触れようとする。
その瞬間後ろから声がした。
「キミ! 関係者以外がそれに触っちゃだめよ! キミ見た所男の子じゃない!」
急な来訪者に意表を突かれ柄にもなく取り乱し、バランスを崩し、『ソレ』に触れてしまう。
するとその鉄の塊は急に発光し出し、後ろのスラスター、もしくは排熱フィンから空気を放射する。
ブワッとゼロの金の髪が風に乗り後ろに広がる。
急な出来事にどう対処してよいのか分からずいくつかの対策を練っていると後ろから驚いたような声がかけられた。
「嘘……でしょ? 『IS』が起動した…………!?」
何かいけない事をしてしまったのかと思いミスを犯した自分に少しあきれるゼロ。
「(先ほどの発言などを総合するともしかしてこれは……女以外起動不可能なのか?)」
まったくもってその通りなのだが彼は訳もわからないまま興奮気味の女性に引きずられていった。
敵につかまったら下手に抵抗してはいけないという無意識による行動である。
こうして彼は『英雄』から『学生』になった。
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