第百六十五話 クローン達
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「それで何だったかな。死神になった気もするんだよ」
「ああ、あれでごわすな」
大次郎が彼に頷いてきた。
「銀色の髪と目の」
「あんたも魔法がどうとかでナレーションだったしな」
カイは大次郎にも言葉を返す。
「そんなの多いよな」
「それを言えばわしもじゃ」
兵左衛門もなのだった。
「猫になった気がする」
「俺は鮫なのか?」
タケルが言った。
「それだと」
「私は蝙蝠か」
クワトロまでだった。
「これだと」
「俺象か」
今度は甲児であった。
「何か心当たりあり過ぎるんだけれどな」
「ああ、そういえば」
今度言ったのはカーラだった。
「ユウキ、あんたこの前ぞよとか語尾につけてなかった?」
「いや、それは」
そう言われると困った顔になるユウキだった。
「御前も歌を歌ってただろ」
「そんなことがあったような」
「俺もな」
ジェオも出て来た。
「なりとか言ってたな、何かな」
「おじゃるだけ?いないの」
カーラはさらに言った。
「何か他の世界と関わりある人達って多いのね」
「あっ、私そういえば」
「そうそう」
「そうですわね」
ミスティとニナとマリーメイアが頷いた。あとクロやラーダもいた。
「デュオ君と何処かで何かあったような」
「シャンプー?」
「それとムース?」
「僕もだけれど、それは」
今言ったのはデュオではなくマサトだった。
「何でかラーダさん達と何かあった記憶が」
「そういえばだ」
レイも言う。
「ラーダさんやミスティさんと似ていたのだったな」
「うん、そうだよ」
マサトは声が似ているそのレイの言葉に頷く。
「シ=アエンとね。声がそっくりだったんだよ」
「あとあれですよね」
今言ったのはハーリーだった。
「アマノカズミさんとも」
「その通りだニャ」
今頷いたのはクロだった。
「私達は本当に雰囲気が似てるニャ」
「そういう人多過ぎなんだニャ」
シロも言う。
「おいら達の中は」
「あっ、そういえば」
「僕達も」
ウッソとザッシュもここでお互いに気付いた。
「何か似てるような」
「そうだよね」
「全く。どうなっているんだ?」
アンドレイがそのことに首を捻っている。
「僕にしても勇やサイと雰囲気が似ている」
「世界は違うというのにだな」
ロックオンが今の彼の言葉に頷く。
「ビリー、あんたはこれについては」
「否定できない」
これは彼もなのだった。
「何しろ僕にしてもだ」
「俺ビリーさんと他人の気がしないんだけれど」
アキトだった。
「何でだろう」
「俺なんか全然個性が違う筈のな」
「その通りだ」
リョーコとノインだった。
「何で気が合うんだ?」
「同じ人間の様にだ」
「話がわからなくなってきてるけれど」
フレイが
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