第百六十二話 アクセル=アルマー
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を待つことにした。彼等は今は戦いを待つことになったのであった。
その時ホワイトスターでは。マーグがロゼに対して話していた。ロゼはマーグに対して述べていた。
「戦いは今は欧州中心になっています」
「あの場所でか」
「はい、あの場所に留まってそれぞれの勢力がせめぎ合っています」
「ロンド=ベルを軸にしてか」
「はい、やはり彼等です」
こうも話すロゼだった。
「そこにシャドウミラー、アインスト、それとインスペクターが来ています」
「ゲストはどうしているか」
「今は動いていません」
ロゼはこう答えた。
「動きは静かです」
「わかった」
「何をしているのか不明です」
ロゼはこうも話したのだった。
「間違いなく何かを考えているのでしょうが」
「そうだな。ゲストは必ず来る」
「その時ですが」
ロゼの言葉は続く。
「我々も動きべきかと」
「そうだな。ゲストが出て来たその時はだ」
「はい、軍を出しましょう」
「その用意はもうできているな」
「何時でも」
できると答えるロゼだった。
「間違いなく」
「よし、では待とう」
マーグは決意を固めた。
「その時に我々も出るぞ」
「わかりました、マーグ様」
マーグもそうだというのであった。
「それでは」
「出て来たその時にすぐに出撃する」
「はい」
「特にあの三人だ」
「ゲストのあの三人の幹部ですね」
「そうだ。あの三人が来たのならばだ」
特にその三人を警戒しているのであった。
「我々もすぐに出る」
「ではあのゴッドマーズで」
「ロンド=ベルもその時に叩いておく」
彼等もだというのだ。
「同時にだ」
「全軍何時でも出撃できますので」
「流石だね。用意がいいね」
ロゼに対して微笑むのだった。
「ロゼがいつもそうして気配りしてくれるからおかげで助かるよ」
「有り難き御言葉」
マーグのその言葉に微笑むロゼだった。
「私はマーグ様の為に」
「私の為にかい」
「そうです。マーグ様の為にです」
しているというのである。
「ですから」
「有り難う。しかし」
「しかし?」
「それは私の為ではなくバルマーの為だね」
「あっ、はい」
言われてそのことにやっと気付いた彼女だった。
「その通りです。言葉のあやでした」
「そうだね。それはね」
「申し訳ありません。それでだけれど」
「はい」
「バルマーの為に頼むよ」
「わかりました」
マーグのその言葉にこくりと頷くロゼだった。
「それでは」
「ゲストは動くかな」
「動くかと」
ロゼはこう予想しているのだった。
「おそらくですが」
「そうだね。動くね」
マーグもまた言う。
「それもすぐにね」
「はい、ではマーグ様」
「それと各艦隊だけれど」
次にはこの話もするのだっ
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