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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十二話 アクセル=アルマー
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ルっていうとドイツの軍港の」
「あそこですか」
「はい。あの場所なら設備も充実していますし」
それもあるというのである。
「あそこで整備と補給を受けるべきかと」
「わかりました。じゃあ」
「キールに」
「けれどあれね」
今度言ったのはアスカだった。
「ドイツっていうのはあれよね」
「あれって?」
「ドイツって?」
ケンスケとヒカリがアスカに尋ねた。
「何かあったの?」
「ドイツ料理の他にも」
「あるわよ。ドイツは元々軍が強くて有名じゃない」
「そうだな」
名前からすぐにドイツ人とわかるライが彼女の言葉に頷く。
「だからこそ軍事基地も多い」
「あたしも一応ドイツ人の血が入ってるし」
「何だ?猿じゃなかったのかよ」
「あんたは永久に黙ってなさい」
すぐにシンに噛み付いて返す。
「あたしみたいな美女を捕まえて何が猿よ」
「赤猿じゃなくて何なんだよ」
言い返し続けるシンだった。
「それでカガリがあの中国の金色の毛の猿でよ」
「そうか。私がその希少な猿か」
「そうだよ。光栄に思え」
また睨み合う二人であった。
「手前がその猿だよ。下着は緑か白だけれどな!」
「何故それを知っている!」
「いつも酔って朝になったら下着になってんだろうが!」
彼女の悪い癖である。
「どんどん脱いでいってな!」
「見たな、生かしてはおけん!」
「自分から見せてんだろうが!」
「死ね!死んで忘れさせてやる!」
取っ組み合いに入った。
「永遠にだ!」
「この孫悟空!」
「このタツノコタロウ!」
最早何が何かわからない。
「ここで成仏させてやる!」
「天国を見せてやる!」
彼等は大喧嘩に入った。これはいつものことだった。
「まあドイツはね」
「そうね」
これまたドイツ人のレオナがアスカの言葉に応える。
「そうよね。そういう関係でいい軍事基地が多いのよ」
「おまけに欧州の中央にあるし」
「何処にも行きやすいのよ」
「だからここに留まっていていい」
今言ったのはマイヨだった。
「暫くはだ」
「欧州に出て来る相手には」
「そうするか」
「そうよね」
皆でまた言い合うのだった。
「キールに入って」
「暫くは留まって」
「連中を待つか」
「それにだ」
今言ったのはレーツェルだった。
「あのアーチボルトは必ず我々を誘き出して来る」
「俺達をですか」
「そしてそこで」
「そうだ。その為には手段を選ばない」
彼はこうも言った。
「来る。間違いなくな」
「それじゃあ今は」
「様子を見て出て来たところに」
「そうだ。そこで倒すしかない」
レーツェルの言葉は続く。
「いいな」
「わかりました」
「それじゃあ」
こうして彼等はキールに入った。そうして彼等はシャドウミラー
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