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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十二話 アクセル=アルマー
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              第百六十二話 アクセル=アルマー
ベルリンで束の間の休日を過ごしたロンド=ベルはそのケーニヒスベルグに入った。このカントが生きた街で彼等は次の戦いを待っていた。
「次は何処に出るんだ?」
「一体何処に」
「誰がだ」
敵のことばかり考えていた。その時だった。
「ミュンヘンです」
シホミが皆に告げてきた。
「ミュンヘンに出ました」
「どちらだ!?」
すぐにリーが彼女に問う。
「シャドウミラーか、それともアインストか」
「シャドウミラーです」
こう答えるシホミだった。
「どうされますか?」
「答えはもう出ている」
こう返すリーであった。
「全軍ミュンヘンに向かう。いいな」
「わかりました。それでは」
「全艦発進する!」
彼はすぐに指示を出した。
「ミュンヘンだ!」
「了解!」
「行きましょう!」
ロンド=ベルはすぐにミュンヘンに向かった。既にそこにはシャドウミラーの軍が展開していた。
「アクセル=アルマー!」
「ここで終わりにさせてもらう」
アクセルはキョウスケに対して言ってきた。
「この世界の御前とはな」
「噛ませ犬になるつもりはない」
まずはこう返すキョウスケだった。
「そして」
「そして。何だ」
「向こうの世界の俺に御前とのケリをつけさせる気もない」
「安心しろ」
今のキョウスケの言葉にこう返したアクセルだった。
「それは俺もだ」
「御前もだというのか」
「御前との勝負をうやむやにしたまま」
キョウスケを見据えての言葉である。
「元の世界に帰るつもりはない」
「そうか」
「それでは」
それを聞いてあることを察したラミアであった。
「アクセル、貴方は」
「何だというのだ?ラミア」
「時間稼ぎをするつもりなのね」
それをするのかと問うのだった。
「ヴィンデルはだ」
「ヴィンデルは」
ラミアはここでまたあることに気付いた。しかしアクセル自身は気付かずそのまま言葉を続けていく。
「このままで転移を行う気だ」
「そうか」
ギリアムはそれを聞いて述べた。
「俺のこのヘリオスなしでか」
「そういうことだ」
「賭けに出たな」
それを聞いたまた述べるギリアムであった。
「つまりは」
「しかしだ」
だがここでアクセルは言うのだった。
「俺はそうした分の悪い賭けに二度も乗るつもりはない」
「では一体」
「どうすると?」
「ベーオウルフやラミアを倒し」
二人のことは決して忘れないのだった。
「それからギリアム、貴様を捕らえる」
「俺もか」
「示現転移を確実なものにさせる為にだ」
「そうするか」
「俺と共に来てもらうぞ」
さらに言うアクセルだった。
「ヘリオス=オリンパス」
「断る」
しかしギリアムは素っ気無く
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