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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十話 キョウスケとエクセレン
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戒していた。
「この状況は」
「そうだ。だが虎穴に入らずんば」
「虎子を得ずだな」
「うむ」
まさにそうだというのだった。
「さあ、どうなる?」
「鬼が出るか蛇が出るかだな」
彼等はそれにあえて乗ったのだった。そしてヴァイスリッターからの声は。
「お待たせ!」
エクセレンの明るい声だった。
「エクセレン=ブロウニング只今帰還致しました〜〜!」
「エクセレンさん」
「確かに」
「帰還ってことは」
ここで誰もが言った。
「元に戻ったんですか!?」
「アインストの呪縛が」
「んふふふふふふ〜〜」
目を閉じて楽しそうに笑うエクセレンだった。
「みんな心配かけて御免ね」
「いえ、いいですよ」
「元に戻ったんなら」
しかしだった。誰もがまだ警戒は解いてはいなかった。
クスハもまた。怪訝な声でブリットに言ってきたのだった。
「ねえブリット君」
「ああ」
クスハのその言葉に頷くブリットだった。
「これはな」
「何かが違うな」
「違う」
レビも言うのだった。
「これは」
「それでだけれど」
アヤはあえて彼女に問うた。
「今まで何をしていたの?」
「何をって?」
「そうよ。心配したのよ」
こう問うのだった。
「本当にね」
「色々あるのよ」
これがエクセレンの返答だった。
「色々とね」
「色々となのね」
「そう。大人の事情よ」
一応普段のエクセレンにも見える返答だった。
「ねえキョウスケ」
「違うな」
「そうだな」
「間違いない」
しかし皆は言うのだった。
「この違和感は」
「何かの念か?ありゃ」
今言ったのはリュウセイだった。
「妙なのがまとわりついてるぜ」
「ヴァイスリッターに」
「大きな念」
何人かはそこまでわかった。
「人でないものの」
「だとするとまさか」
「それでだけれど」
エクセレンがまた皆に言ってきた。
「早いとこ着艦させてくれません?」
「あのさ」
カチーナが彼女に問うてきた。カチーナも警戒している。
「ヴァイスリッター随分変わったな」
「そうね。確かにね」
何でもないといった感じの返答だった。
「ちょっと変わっちゃったけれどね、ヴァイスちゃん。けれど」
「けれど?」
「私は何ともないわよん」
こう言うのである。
「別にね。憑いてはいないわよ」
「いや、違う」
「この違和感は」
しかし誰もが感じていた。
「何かが憑いている」
「間違いない」
「艦長」
「そうだな」
ダイテツはテツヤの今の言葉に頷いた。
「ここはだな」
「その方がいいから」
「疑いたくはありませんが」
「そうですね。今回はです」
「中尉」
ユンが彼女に言ってきた。
「申し訳ありませんが」
「どうしたのん?」
「先に機体を調
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