第百五十七話 囚われた騎士
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ったから」
「本当に変わってないけれど」
「ハッター、聞きたいことがあるけれど」
三人はこうハッターに対して言い返してきた。
「いいかしら」
「ん!?何だ?」
「私達の相手は誰?」
「あの植物みたいな連中?」
「それともあんた達?」
こう問うのだった。
「どっちなのよ」
「どっちでもいいけれど」
「あんたならぶちのめしてやるし」
「何だと!」
三人の言葉にまた激昂するハッターだった。
「俺もだ!御前等が相手でもだ!」
「いい加減にしろ」
ここで横からテムジンが彼に言ってきたのだった。
「御前達の相手だな」
「そう、それよ」
「一体誰なのよ」
「どっちなのよ」
「選ぶといい」
こう返すテムジンだった。
「御前達自身でな」
「俺はわかっている」
「私もだ」
クリアリアとレドンは既になのだった。
「テムジンと共に戦おう」
「少尉と共に」
二人は最初から決めていた。そして次はだった。
「じゃあ私達も」
「何かあの植物やたら不気味だし」
「それ見たらね」
答えはもう出ているというのだった。そして。
「では早速だ」
「やらせてもらおう」
彼等もまたロンド=ベルに合流した。そうしてそのうえで一直線に敵に向かうのだった。
敵の数は多い。しかしだった。彼等はそのまま二万の敵を一掃してしまった。
しかしまだ敵はいた。正確には出て来たのだった。
「また出て来たのかよ」
「お決まりのパターンだわさね」
甲児とボスがそれを見て言った。
「もうよ。何ていうかよ」
「わかっていたし」
「そうね。倒すだけで」
さやかもさばさばしたものだった。
「それでいいわよね」
「よし、何か何時の間にか囲まれてるけれどな」
「そんなの気にしないで」
「やってやるだわさ」
こうしてロンド=ベルは全軍で向かうのだった。四方八方から襲い掛かって来る敵を片っ端から倒していく。彼等は戦いには勝っていた。
しかしだった。その囲んできた敵を倒すうちに。あることに気付いたのだ。
「おかしいな」
「どうしたの?鉄也」
ジュンが鉄也に対して問うのだった。
「何かあるのかしら」
「あのアルフィミィリィだったな」
その彼女の名前を出すのだった。
「彼女がいないな」
「そういえばまだ」
言われてそのことに気付いたジュンだった。
「いないわね。どういうことかしら」
「そうだ。どういうことなんだ?」
皆ここで気付いたのだった。
「一体これは」
「どういうことなのかしら」
「そうだな。何かあるな」
大介もここで疑問に感じたのだった。
「間違いなくな」
「絶対に出て来るわよ」
マリアはそれを確信していた。
「いるのは間違いないから」
「そうね。これもいつものことだからね」
ひかるも話すのだっ
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