第百五十三話 明かされた謎
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「つまりは」
「だから神様は一人じゃねえだろ」
「そうよ」
考える彼に宇宙太と恵子がいつものように言う。
「だからな。俺達に味方する神様がいてもだ」
「おかしくないんじゃないかしら」
「それもそうか」
柄にもなく考え込んでいたがそれは一瞬に終わった勝平であった。
「ならよ。今はその力頼りにさせてもらうぜ」
「よし、真ドラゴン!」
「貴方達の力、借りるわ」
「行く!」
三人はドラゴンからすぐにそれに移った。そして。
「うおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーっ!」
ゴウが叫ぶ。それと共に真ドラゴンが動いた。そうして今アル=イー=クイスに対して向かうのだった。
「この力なら!」
「やれる!」
「例え神であろうとも!」
「私も行こう」
ロジャーもまた動いた。
「この世界を、パラダイムシティの為に」
「ええ、ロジャー」
傍らにいるドロシーが彼の言葉に応える。
「行きましょう。今からね」
「ビッグオーショータイム!」
ここでも高らかに叫ぶロジャーであった。
そうして一気に向かう。勢いを飲まれたアル=イー=クイスの面々はまずは真ドラゴンのその巨大な攻撃を受け大きく退いた。
「くっ、これは」
「神を退かせるとは」
「何という力だ」
「力だけじゃねえ!」
攻撃を出したゴウの言葉だ。
「俺達の心だ!」
「それがあるから今は!」
「神でも負けることはない!」
彼等は一斉に彼女達に言ってみせたのだった。
「今こそこの力で」
「世界を救ってみせるわ!」
「絶対にだ!」
「その通りだ」
ロジャーもまた来ていた。ビッグオーに乗り。
「このビッグオーも最早御前達の造り出したビッグオーではない」
「何っ!?」
「それはどういうことだ」
「ただのビッグオーではないのか」
「そうだ」
その通りだというのである。
「御前達のビッグオーはただの御前達の駒だ」
「そうだ」
「それがどうかしたのか」
「それが一体」
「しかしだ」
ここでロジャーはさらに言うのであった。
「このビッグオーは私の、そして人間のものとなっている」
「人間のだと?」
「我等の駒がか」
「そんなことは」
「あるのだ。だからこそ今このビッグオーは動いている」
言いながらだった。彼もまた攻撃に入った。それは。
「ビッグオーファイナルステージ!」
神々に向けた攻撃だった。既に真ドラゴンの攻撃を受けていた彼等はこれでさらに退いた。まさに今神が圧されたのであった。
「くっ・・・・・・」
「これは一体」
「神が。神である我々が」
「さあ、このままな」
「やらせてもらうわよ」
「そしてこの世界を」
ゴウ達は再び彼女達の前に立った。
「倒させてもらうぜ」
「いいわね」
「ここでな」
「くっ・・・・・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ