第百五十一話 命の華
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からね」
「多分貴方と同じ位生命力はあるわよ」
「何でここで私が出て来るんですか?」
そう言われても何故かわからないアーサーだった。
「私は別に何も」
「ふふふ、九一三の番号は克服したかしら」
「ええ、全然です」
何故かその番号が苦手なアーサーだった。
「相変わらずどういうわけかわかりませんけれど」
「まああれよ。貴方は何があっても死なないから安心して」
「それはどうも」
「それに。貴方の声って」
彼もまた声に何かがあるのであった。
「金竜大尉やヒューゴ君とそっくりじゃないかしら」
「最近あれですよ。日本なんて言われますよ」
「んっ!?俺はフランスだが」
「俺はオーストリアと呼ばれるけれどな」
ロウとディアッカにも心当たりのあることなのだった。
「何でかわからないんだけれどな」
「どういうことなんだろうな」
「その声のせいかわからないけれど」
ここで出て来たのはアビー=ウィンザーだった。
「私前からメリッサさんやアヤカさんと似てるって言われてましたけれど」
「確かにそっくりだよなあ」
アーサーも納得して頷くことであった。
「何度も間違えたし」
「今度はハンガリーとか呼ばれますし」
「あっ、そういえばよ」
ディアッカがここで気付いたのだった。
「俺結構アビーに色々世話になってるんだよな」
「ディアッカは放っておけないのよ」
アビーもこのことを認めるのだった。
「自分でもどうしてかはわからないけれど」
「だよな。俺がオーストリアで」
「私がハンガリーっていうのも」
「世の中色々なことがあるわ」
タリアもそれはよくわかっていることなのだった。
「そう思うでしょ。日本」
「ええ、その呼ばれ方何故か普通に受け入れられます」
アーサーも何だかんだでそうなのだった。
「自分でも何でかはわかりませんけれど」
「そういえばアーサーさんの声って」
「そうよね」
ここでまたルナマリアとメイリンがひそひそと話す。
「播磨とかね」
「そんな感じもするし」
「あと思うのだが」
今度言ったのはレイだった。
「二人の声も女神や黒い服の姉に聞こえるぞ」
「ちょっと、それは聖闘士でしょ」
「アムロさんとかコウさんじゃなくて?」
「いや、間違いない」
レイは二人に対して断言するのだった。
「かく言う俺も蠍に何か思うところが出て来ている」
「奇遇なものだな」
何とここで言ってきたのはクワトロだった。
「私も以前はそうだった」
「そういえば大尉って何故か蠍っぽいわよね」
「ブンドルさんが羊で大次郎さんが牛でって」
「人間何でも縁ってあるんだな」
「そうみたいですね」
ゴットンの言葉に突っ込みを入れたのはザビーネだった。
「私も何か山羊には愛着があります」
「ありゃ、そういえば
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