第十五話『IS学園』
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
した事がある。
「そして上層部は、謹慎の解除を申し渡すと同時に、お前にIS学園への入学を指定した」
「俺に?」
「ああ。“二人目”も現れた事だし頃合だった……世界にもう一人、男のIS起動者が居る事を知らしめるためにも、同じIS学園に入学させたほうが上層部も都合が良いだろう」
「成る程……これは絶対事項ですよね」
「ああ、そうなるな。ところでスウェン、お前学校行ったことあるか?」
「……そういうところには行った事は無いです」
「丁度良い機会だ、年齢のほうは……まあ、何とかなるだろう。若者は本来勉学に励むべきだ、DrロイもDrネレイスも勿論賛成だろう?」
ロイとネレイスは顔を見合わせ、互いに頷く。
「上層部の考えは気に入らないけど、スウェンがそういう学校に行ってくれるとなれば、僕達としても嬉しいね」
「そうね。学校に行って、いろいろ学ぶのも人生じゃ必要だからね」
シュハイクは満面の笑みになり、スウェンの方を向く。
「と、いうことだ。お前の入学は今から3ヶ月後だ。資料や、手続きは軍でやってくれるらしい。お前はドイツ代表候補生として、入学……というより転校という形になるが」
「どちらとしても構いませんよ。まあ、出来るだけ頑張りますよ」
「よく言った! それでこそ私が見込んだ男だ! 早速私は戻って上層部に伝える! それではな!」
/※/
そして今に至るのである。
「リズにもしっかりと顔を出してきたから……まあ、問題は無いが」
スウェンは空港を出ると、辺りを見渡す。
「確か、IS学園の教師が迎えに来ると言っていたが……」
「スウェン・カル・バヤンだな」
「?」
背後から声を掛けられ、身体をそちらに向けるとスウェンの知っている人物が居た。
「あなたは……織斑 千冬」
「覚えていたか、まあ、会ったのがほんの前だからな」
「IS学園の教師というのはまさか……」
「私だ。今から学園に向かう、さっさと車に乗れ」
「了解」
千冬が車に乗った後、スウェンは後ろの席に乗る。スウェンが車に入っての第一印象
(中々に散らかっているな……)
何の袋かわからないものが車内に散乱している。触ろうと思ったが、絶対何か言われそうと思い踏みとどまる。スウェンは流れていく景色を見る。
「どうだ? ドイツとはまた違った景色だろう?」
「はい……教師織斑はシュハイク責任官とは仲がよろしいのですか?」
「……まあそうなるかもな、奴とは何かと話が噛み合う。一緒に居て割かし楽しい」
「そうですか」
「では次はこちらから聞
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ