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真剣に私に恋しなさい! 〜 転生者は天下無双な血統種 〜
第五話 小学校ですか。
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うのは、大体が(少なくともそこに在籍する学生にとっては)長くつまらないものだと相場が決まっているものだが、どうやらこの学校の校長もその例に漏れない人間らしい。
(タツや京もつまんなそうな顔してんなぁ……)
そういえば最近京の様子がなんかおかしい気がする。
いや、いつも通り話してはくれるし、一緒に遊んだりはするのだが公園や河川敷みたいに人が大勢いる場所にはなぜか行こうとしなくなったし、外で遊ぼうとはしなくなり俺やタツの家に遊びには来るが、自分の家にはかたくなに行かせようとしない。
(なにか隠している…?でもなにを?)
「それでは校長先生のお話を終わりにします」
っと!どうやら考え事をしている間に校長の話は終わったらしいな。この後は確か自分のクラスへの移動のはず。
(考えるのは後でもいいか…)
なんなら後で直接聞けばいいし。
俺はその時気づかなかった。
俺の初めての友人が、理不尽な悪意に晒されていることに……。
☆
☆
side:京
「この淫売!なんでお前ここにいんだよ!!」
「そうだそうだ!!」
「お前なんか来るんじゃねえよ!!」
「…………」
めんどうなのに見つかった。まさかこいつらがこの学校にいたなんて。
私の名前は椎名京。
今年で六歳になるのでこの川神北小学校に入学した。
少し家から遠い距離だったがここにある人物たちが入学すると聞いたからだ。
その人物とは“ガオ・シャオエン”と“源忠勝”の二人である。
この二人は私にできたたった二人の友達で、私がこの学校に入学することを決めたのは彼らがこの学校に入ると聞いたから。
彼らと離れたくないから本当は下げたくなかったけれど母親―――あいつを自分の母親とは絶対に認めたくないけど―――にも頭を下げた。
『淫売の子』に『椎名菌』。気づいたら近所の私と同年代の子供から私はそう呼ばれていた。
その原因は、私の母親であるあの女のせい。
あいつは家にいないことが多い。男を漁っているのだ。
たまに家に連れ込むことがあり、そういうときはそいつが帰るまで、図書館などに行って時間を潰したりする。
なんで父さんがこんなやつと結婚したのかがわからない。あいつが浮気していることなんて父さんもわかっているはずなのに。
そんなあいつのことは近所に住んでいる人も知っており、まるで汚い物をみるよう
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