二人の双剣使い
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なんだかんだ言いながら戦いが始まってから20分ぐらい経ってるし
「じゃあ、リン。その状況からどうやって逆転するんだ?守るんだろ?」
ニヤリと笑うキリト。そこに挑発はあっても油断はない
「言ってろ!!」
俺はその言葉と同時にピースメーカーをポケットに納め、内ポケットに両手を入れながらおもいっきり後ろに跳ぶ。それとほぼ同時にキリトも動く。力強く地面を蹴りながら俺に近づいてくる。その剣は大きく後ろに引かれている
内ポケットから抜き出された俺の手に握られていたもの、それは右手には弾。左手には銃剣(・・・)
俺がSAOで極めたのは二刀流だけではない
銃剣の形は剣で言うとエストックのような形をしている。今回それを見たキリトが思い浮かべたのはエストックではない
「投剣!?」
俺は右手のスナップを利かせてその銃剣を投げる。すぐさまその手でピースメーカーを取り出し弾をリロード。時間が無くて一発しか入れることができなかったが、キリトのHPを吹き飛ばすのにはそれで十分だ
その間にキリトは投剣をかわす。俺が改めてキリトに銃を向けたときにはもうすでに立ち直っていた
俺はもう一つのピースメーカーも取り出す
一斬と一弾。あとはこれだけで勝負がつく
足が地面に着いた瞬間蹴りだす。向きは先ほどとは逆。つまりキリトのいる方向へ
キリトの光剣と俺の左手(・・・)の銃が交錯した
キリトの光剣は形こそ剣の形だが、刃の部分はエネルギーの塊で実体がない。金属系の物質とぶつかり合ったとき、弾くことができない。それは攻撃しやすく防御し難いということを意味する
だが考えてみてほしい。刃の部分は確かに実体がない。だが、柄の部分は?その柄を金属系の部分。例えばピースメーカーの銃身などで受ければ?
「柄を弾いたか……」
今の体制はキリトの頭に右手のピースメーカーを突き付けている状態である
光剣を弾いてすぐにピースメーカーを突き付けたのだ
「俺の……負けだな」
後一歩まで追い詰めたのだらか悔しさも大きいのだろう
「リン。絶対守れよ」
「ああ……」
バレット・オブ・バレッツ。予選準決勝第二試合。リンVSキリト
勝者リン
試合時間24分13秒
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