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リリカル世界の魔導師が遊戯王GXの世界にログインしました。
ターン1 リリカル世界の魔導師は遊戯王GXの世界にログインしました。
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れていろいろ調べてみたのだが、この世界デュエルモンスターズが産まれたのは約十数年前。歴史は浅いはずなのだが社会の隅々まで浸透しており、なんとプロデュエリストなんて職業や将来デュエルモンスターズに関わる職業を目指す者たちが進むデュエルアカデミアなんてものも存在し、デュエルをより楽しむために立体映像(ソリッドヴィジョン)システムを内蔵した決闘盤(デュエルディスク)なんてものも開発され一般に普及しているほどだ。



デュエルの腕前が社会的地位に大きな影響をもたらすというオーディーンの爺さんの言葉は本当だったわけだ。



なので俺は将来このデュエルアカデミアに入ろうかと思っている。



このまま家業を手伝ってもいいのだが姉さんがいるので更識家の家長を継げるわけでもないし、このデュエルモンスターズに関係する能力が有能な人材の条件の一つとして重視される世界において、デュエルアカデミアを優秀な成績で卒業することは、どんな仕事においても大きなステータスになるので、入っておいて損はないと思ったからだ。



(そのためには今から勉強しとかないと)



最初、俺は「デュエルなら前世でやりまくってたんだ!デュエルアカデミアなんて楽勝だぜ!!」と思っていたが実はそうでもなく、この世界では前世の頃よりカードの種類がかなり増えており、さらに知っているカードでも効果の内容が違っているというカードが多々あり、そのためか前世では全く知らなかったコンボ、戦術、戦略が存在し、また前世では可能だったコンボ、戦術、戦略が不可能になっている場合もある。



そのためか、実はデュエルアカデミアに入学するには国語や数学などよりもデュエルについての知識を、一番勉強しなければいけない状態になっていたりする。



(さすがデュエルモンスターズが社会の一部になっている世界。ワクワクさせてくれるじゃないか)



……まあ勉強することは多いが知らないことを学ぶのは結構好きな方なのであまり苦にはなってないが(その代わり一度習った内容をまた習うのは苦痛でしょうがないけどね)。



とそんなことを考えていると、



こんこん

「ゆーとー。開けていーいー?」



ノックと共にドアの向こうから女の子の声が。この声は…。



「いいよー」



とりあえず入室の許可を出すとドアが開き、そこから一人の少女が現れた。



彼女は更識(さらしき)織姫(おりひめ)。この世界での俺の姉であり、次期更識家の当主の座を確約されている少女である。



「どうしたの姉さん。なんか用?」

「なにかよう?じゃないわよ。もう晩ご飯の時間なのにいつまでたっても来ないから呼びに来たんじゃない」


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