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リリカル世界の魔導師が遊戯王GXの世界にログインしました。
デュエル準備2 魔導師は神様と邂逅しました。
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「マジすまんかった」
俺の名前は更識悠斗。時空管理局に所属している魔導師の一人だ。突然だが今俺は突然の状況に困惑している。
それも仕方ないだろう、幼馴染を庇って死んでしまったはずの俺がこうして意識があること自体おかしいのに見たこともないあたり一面真っ白な世界で目覚め、見知らぬ老人に土下座されながら誤られているのだから。
(……いったい何なんだこの状況は?)
思わず俺は首を傾げるが、とりあえず目の前の老人から話を聞こうと口を開いた。
「と、とりあえず顔を上げてくれないか爺さん?突然土下座なんてされてもなんで謝られてるのかわからんし、なにより俺は今の状況をまったく把握できてないんだが?」
俺のその言葉に老人はしばし無言でいたがやがてため息をひとつ吐くとゆっくりと立ち上がった。
「そうじゃな。ならばまずは自己紹介をさせてもらうとするかの」
そう言うと老人は本当に申し訳なさそうな顔のまま衝撃の言葉を口にする。
「ワシの名はオーディーン。君たち人間が言うところの
『神様』じゃよ」
………は?
☆
☆
『オーディーン』。
北欧神話に登場する主神のことで、ユグドラシルの根元にあるミーミルの泉を飲むことにより魔術を身につけた知識の神。
「それがあんただと?」
「うむ。……まあ信じられんのも無理はないかもしれんがの」
「ああ、まあそりゃあな……」
いきなり神様なんて名乗られて信じろなんて言われても困る。まあただ者じゃないことくらいはなんとなくわかるが。
「まあこの際ワシが本物の神様かどうかなんてどうでもよい。ようはお主たち人間とは別の存在だと理解してくれればの」
「はぁ…。とりあえず了解したが……。そんな人外殿がどういう経緯で土下座なんてしてきたんだ?それにここはいったい……?」
俺の言葉に自称“神様”であるオーディーンの爺さんはしばし考えを整理するように黙り込んでいたが、やがて口を開いた。
「ふむ。それを話す前に一度確認しておきたいのじゃが、とりあえずお主自分が死んでしまったことは覚えているかね?」
「あ、ああ。というかやはり俺はもう死んでいるんだな?」
「ああ、誠に申し訳ないことにな」
「…申し訳ない?それはいったいどういうことだ?」
その言い方だとまるで俺が死んだことに対してこの爺さんに責任があるように聞こえるのだが?
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