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リリカル世界の魔導師が遊戯王GXの世界にログインしました。
デュエル準備1 魔導師は死んでしまいました。
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第二十七管理外世界【クラリス】。全てが雪に覆われた白銀の世界。



本来人を寄せ付けない未開の地であるはずのこの世界にその少女たちの姿はあった。





















「悠斗君!悠斗君しっかりして!!」

『マスター!?』



雪に包まれた大地に血まみれで倒れている少年に、泣きながらも必死で呼びかけるこの少女の名は『高町なのは』。後に時空管理局最高の魔導師の称号である『エースオブエース』の名を得ることとなる管理局に所属する魔法少女である。


そして彼女が必死で助けようとしているこの血まみれの少年の名は『更識悠斗』。高町なのはの幼なじみの一人にして同期でもある、これまた管理局所属の魔導師である。



なぜ彼がこのような事態に陥ってしまったのか。それはハッキリと言えば彼女、高町なのはに原因があると言えた。



高町なのはと更識悠斗。彼らの出身世界である管理外世界【地球】は、本来なら魔法などというものとはえんもゆかりもない世界だったのだが、ある日その世界で起こってしまったある事件に協力したことがキッカケで彼ら二人は魔法の力に目覚めその才能を生かすために紆余曲折を経て、幼くして管理局に入ることを決意する。



管理局に入った二人はその類い希なる才能を開花させ様々な事件を解決に導いていくことになるのだが、幼い頃に父親の入院がキッカケで家庭内で一人孤独に陥り、いつも『自分はいい子でいなきゃいけない』『いい子でいなければいらない子になってしまう』と思うようになっていたなのはは、魔法という特別な才能が自分にあり、多くの人々から多大な期待を寄せられていくようになるとしだいに『魔法がないとせっかくできた友達や、仲間。自分によくしてくれている人たちに見捨てられてしまう』という強迫観念に狩られるようになり、その不安を振り払うために無理を重ねていく。そしてその無理はなのはの体に痛みや疲労として蓄積されていった。



そして今回の任務。今回の任務は、本来人が立ち入ることが許されていないこの管理世界で不振な魔力反応を関知したのでその調査をせよという内容で、本来なら彼女たちなら無難にこなせる戦闘もない簡単な任務のはずだったのだが、突如謎の機械兵器の群に囲まれ戦うことを余儀なくされることとなる。



その戦闘自体は相手が意志もない機械ということもあり、彼女たちの圧勝で終わるはずだったのだが、一体の機械兵器を相手にしているときに、そこで今までなのはの体に蓄積されていた疲労が表にでてきてしまい、彼女の体が一瞬硬直してしまう。








――――――悲劇はその時起こった。



『なのはーー
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