第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第6話:体より先に頭を鍛えろ!
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良いかいアリーナ…お姫様気分を捨てきれないんだったら、今すぐお城へ帰って我が儘を言っていろ! 自由を手に入れ、世界を旅し、強さを求めるのであれば、自分一人の事だけでなく仲間の事も考えて行動をしなさい。自分の動きが、仲間達にどんな影響を及ぼすのか…それを考えながら行動しなさい!」
リュカは怒っている…
私が敵の事を理解しようともせず、ブライ達の動きを考えようともせず、我が儘に動いたから凄く怒っている。…………悔しいなぁ!
彼は少し強く旅慣れしている軽いだけの男だと思っていたのに…
凄く色々な事を考え、心身共に強い、本気で頼りになる男性なんだ。
どうしよう…城には居ないタイプだよ…
どうしよう…カッコイイよ…
アリーナSIDE END
(テンペ村周辺)
リュカSIDE
俺、カッコイイ!
まだまだ青いお嬢ちゃんを叱り、本当は頼れる男をである事を見せつけ、俺のパーティー内の立場を確定させる。
アルル達との冒険の時も同じ手を使ったしね…これで戦わずにいても怒られにくくなったね!
さっきの説教以後、3人が連携して戦闘をこなす様になり、ここら辺の敵であれば危なげなくなった様だ。
仲間って便利だよね。仲間がいれば面倒な戦闘をせずにビアンカ達を探せるし…
痛い思いもしないで済むし!
しかも戦闘が終わる毎に、アリーナが“これで大丈夫?”ってな感じで俺の事を見るんだ…
大人の包容力を見せる為、無言のまま笑顔で頷いて答える。
そうすると顔を赤らめて嬉しそうにする少女…可愛いよね!
ただアリーナに惚れているクリフトが、俺をチョイチョイ睨むんだけど…
嫉妬かしら? 鬱陶しいですねぇ…そんなにアリーナの事が好きなのなら、夜這いでもかければ良いんだよ!
もうちょっとオッパイが大きかったら、喰ってたからね俺!
早い者勝ちの世界だからね!
さて………
地図で見た感じでは、この近くに村があるはずなのだが…
日も暮れかけてきたし、野宿よりは宿屋のベッドで眠りたいなぁ。
できれば可愛い村娘付きで!
意外と田舎の教会には、スレてない美人シスターが居るんだよね…
それに畑仕事ばかりしている娘が、ダイアの原石だったりするし…
田舎を侮っちゃダメだよね!
あぁ…ワクワクしてきたよ。
冒険しているなぁ〜って感じがしてきた。
やっぱ自由って良いなぁ!
リュカSIDE END
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